新年ビデオメッセージ [天皇・皇后両陛下]
皆様、新年おめでとうございます。
皆様お健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年は当ブログをご愛読いただき有難うございました。
年末年始のいそがしさにかまけて間が空いてしまい、すみませんでした。
元旦、当地では晴れ渡った日でした。
1月1日の早朝、5時半にふと眼が覚めて自分はぬくぬくとふとんにくるまっているが、今頃天皇陛下は正装をお召しになり、四方拝を執り行ってくださっているのだ、この寒いのに、まことに有り難いことだと思いました。
https://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/kyuchu/saishi/saishi01.html
新春には天皇・皇后両陛下のビデオメッセージを拝聴いたしました。
https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/86#276
画像が拝見できるので、天皇陛下の視線が間近に感じられました。 やさしさとあわせて、視ている国民に思いを届けたいとのお気持ちがひしひしと伝わる力強さが伝わって参りました。皇后陛下のおすがたにも、天皇陛下の御言葉にうなずかれ、国民を心から案ずるお気持ちがまっすぐに感じられました。
ビデオメッセージのお言葉の一部をご紹介いたします。
“天皇陛下
今年の正月は,新型コロナウイルス感染症の感染拡大により,残念ながら一般参賀の場で皆さんに直接お話をすることができなくなりました。そこで,今回は,ビデオで新年の御挨拶をしようと思います。
振り返りますと,昨年7月に,豪雨により多くの尊い命が失われたことは痛ましいことでした。御家族を亡くされた方々や,住む家を無くし,仮設住宅などで御苦労の多い生活をされている方々の身を案じています。
この1年,私たちは,新型コロナウイルスという,今の時代を生きる私たちのほとんどが経験したことのない規模での未知のウイルスの感染拡大による様々な困難と試練に直面してきました。世界各国で,そして日本でも多くの方が亡くなり,大切な方を失われた御家族の皆さんのお悲しみもいかばかりかと思います。(中略)
私たち人類は,これまで幾(いく)度ども恐ろしい疫病や大きな自然災害に見舞われてきました。しかし,その度に,団結力と忍耐をもって,それらの試練を乗り越えてきたものと思います。今,この難局にあって,人々が将来への確固たる希望を胸に,安心して暮らせる日が必ずや遠くない将来に来ることを信じ,皆が互いに思いやりを持って助け合い,支え合いながら,進んで行くことを心から願っています。
即位以来,私たちは,皆さんと広く接することを願ってきました。新型コロナウイルス感染症が収まり,再び皆さんと直接お会いできる日を心待ちにしています。
そして,今年が,皆さんにとって,希望を持って歩んでいくことのできる年になることを心から願います。ここに,我が国と世界の人々の安寧と幸せ,そして平和を祈ります。
皇后陛下
この1年,多くの方が本当に大変な思いをされてきたことと思います。今年が,皆様にとって少しでも穏やかな年となるよう心からお祈りいたします。
また,この冬は,早くから各地で厳しい寒さや大雪に見舞われています。どうぞ皆様くれぐれもお体を大切にお過ごしいただきますように。”
(宮内庁ホームページhttps://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/86#276)
「この難局にあって、人々が将来への確固たる希望を胸に、安心して暮らせる日が必ずや遠くない将来に来ることを信じ、皆が互いに思いやりを持って助け合い、支え合いながら、進んで行くことを心から願っています」
難しいお言葉は一つもありません。
天皇陛下の御言葉の通り、互いに思いやりを持って助け合い、支え合い、遠くない将来に安心して暮らせる日々が必ずや来ることを信じます。
皇后陛下の寒さへの備え、お体をお大切にとのお言葉も、短いけれど真剣で、まっすぐなお人柄が伝わって参りました。
当たり前の日常がいとおしく尊く思えた昨年でした。
難局が去った後の伸び伸びした日常を思い、希望を胸に新たな年を歩んで参りたいと思います。
今年もよろしくお願い申し上げます。
読んでいただきありがとうございました。
お健やかな一日をお過ごしくださいませ。
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