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眞子内親王と小室圭さんのご結婚について [皇室典範改正]

DSC_186520210916blog.JPG今日は眞子内親王と小室圭さんのご結婚について書こうと準備していたところ、小室さんが米国から帰国、記者会見を検討しているとのNHKのニュースが飛び込んできました。このことにより、すべてが良い方向に進むことを祈らせていただきます。

眞子様と小室さんのご結婚が具体的になり、これで世論が収まるかと思ったのですが、マスコミはここぞとばかり色々な記事を発信しています。ある意味不思議な現象です。プラスに考えれば、皇室への国民の関心がそれだけ高まっているということであり、無関心から一歩前進したと受け取ることもできます。

9月15日のnippon com 斎藤勝久氏の記事中には、日本国民に、ご結婚に強く反対する人たち、皇族の結婚の自由を認めるべきだと祝福する人、そして眞子さまの決断を心配する人たちと、国民は3群に分断と書かれています。「分断」は穏やかでないのでそう思いたくありませんが、国民に3つの意見があるというのはそのとおりだと思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fcd1af2385caeb2f609840b8bf28e4e686ebea36?page=1

私は「皇族の結婚の自由を認めるべきだと祝福」する意見ですが、ここまでマスコミのマイナス報道があると「眞子様の決断を心配する人たち」の気持ちも理解できます。一方、ご結婚に強く反対する人たちには全く賛同できません。厳しい言い方になりますが、やみくもに反対するのは、自らの立ち位置を省みることができない愚かな意見だと思います。


眞子様、小室さんのご結婚について、「愛子さま 皇太子への道」サイトでは一貫して賛成の気持ちを表わし、眞子様を応援しています。ご結婚が決まってから、「眞子さまへ言葉の花束を」ということで、宮内庁あてに、各人がお祝いのメールを送らせていただきました。

(「眞子さまへ言葉の花束を」愛子さま 皇太子への道)
https://aiko-sama.com/archives/6777

私も賛同者の一人として、メールを送らせていただきました。

その中で、ご結婚お祝いの言葉と、眞子さまのこれまでの国際親善について、次のように書かせていただきました。

☆☆

眞子様、小室圭さん、ご結婚との報道、真におめでたく、お二方のお幸せをお祈り申し上げます。眞子様がどんな困難にもくじけることなく純愛を貫かれたことに清々しさを感じます。大切な小室圭さんと手を取り合って、今までご苦労された分、思い切り、幸せな人生を歩んでください。

かつて、ブラジル移住110周年記念式典、パラグアイ日本人移住80周年記念式典における眞子さまの気品あふれるお姿を拝見し、ご結婚後も女性宮家当主として伴侶の方と国際親善にご活躍なさることを念願しておりましたが、皇室典範改正が間に合わず、眞子様のご結婚前に女性宮家当主という選択肢をご用意できなかったことを、国民の一人として大変申し訳なく存じます。

☆☆

メールを書きながら、眞子内親王と言う貴重な人材が皇室から失われることの悲しみを思い、不覚にも涙が浮かんで参りました。女性宮家創設が間に合わなかったことに対して、自分の力不足を不甲斐なく思いました。


眞子内親王と小室圭さんのご結婚問題が明らかにしたもので、マスコミがあまり報道していないことがあります。

ヤフーのコメント欄を見ていると、皇族が結婚するお相手の身辺調査をなぜしなかったのかという意見が見られます。

なぜそのような調査がなされないのかというのは、皇室について正しい知識があれば、すぐに分かる事です。

一般国民の人権は憲法で保障されており、理由もなく私生活を調査することは、人権侵害の恐れがあります。宮内庁や総理大臣という公的な立場の方が、理由なく一般国民の私生活を調査することはできません。

調査できるのは、小室圭さんが皇室入りすると決まった時だけです。皇室は、入る人には厳しいですが、出て行く人には寛大です。それは、天皇、皇族(憲法第一条)と、一般国民(憲法第三条)との間に、容易に越えられない違いがあるからです。

眞子内親王が一般国民になられた後は、配偶者である小室さんと同様、一般国民である眞子様の私生活を暴きたてることは、人権侵害になります。

民主主義の国である日本に、なぜそのような身分の違いがあるのかというのは大きな命題であり、別の熟考、議論が必要なテーマかも知れません。また皇室のバッシングは人権侵害にならないのかという重要な問題もありますが、それは別の場で論じたいと思います。

小室さんに関連する報道は一般人として、名誉棄損で訴訟できるレベルに達しているのではないでしょうか。小室さんは、そのようなことはされないと思いますが、私のような凡人が小室さんの立場であれば、ご結婚後に、週刊現代を始め各出版社に名誉棄損の裁判を起こしたくなるでしょう。それほど、酷いものだと思います。

皇族の伴侶になる方の家柄や経歴がそれほど気になるのなら、眞子内親王がご結婚後も皇族でいられるように、伴侶になる方も皇室入りできるように、皇室典範を改正して女性宮家を創設すればよかったのです。そうなっていれば、誰はばかることなく、小室圭さんの身辺調査が行われる運びになったはずです。


ご参考に皇室典範で関係する条文を、以下に列記します。

++++++++++++
第二章 皇族[第五条~第十五条]

第十条 立后及び皇族男子の婚姻は、皇室会議の議を経ることを要する。

第十二条 皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる。

+++++

第五章 皇室会議[第二十八~第三十七条]

第二十八条 皇室会議は、議員十人でこれを組織する。
② 議員は、皇族二人、衆議院及び参議院の議長及び副議長、内閣総理大臣、宮内庁の長並びに最高裁判所の長たる裁判官及びその他の裁判官一人を以て、これに充てる。
③ 議員となる皇族及び最高裁判所の長たる裁判官以外の裁判官は、各々成年に達した皇族又は最高裁判所の長たる裁判官以外の裁判官の互選による。
第二十九条 内閣総理大臣たる議員は、皇室会議の議長となる。

(「昭和二十二年法律第三号皇室典範」e-GOV法令検索)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000003

++++++++++++++++++


なお、第十条は、以下のような仮の改正案が、考えられます。
(高森明勅著『天皇「生前退位」の真実』幻冬舎新書 186P)

+++++++++++

第十条 天皇及び皇族の婚姻は、皇室会議の議を経ることを要する。

+++++++++++


このように改正されれば、眞子内親王のお相手は、内閣総理大臣を議長とする皇室会議で審議されることになります。当然、厳しい身辺調査が行われるでしょう。身辺に問題が無ければ、内親王が皇族の身分に留まられ、配偶者は皇族入りとなります。万が一問題があれば、その時点で眞子様のお気持ちによるご決断がなされるでしょう。(畏れ多いことですが、ご結婚を諦めていただくか、皇室離脱かという2択から、選んでいただくことになるでしょう。)

小泉内閣の提言以来、15年間も、この重要な大前提を準備できなかった歴代政権、政権にそれを要求しなかった皇室に無関心な国民の怠慢が、今日の騒動の最大の原因であることは、少しでもものを考えたことのある人なら、誰でも容易に理解できるはずです。

先日のブログで、高森明勅氏の文章を取り上げました。繰り返しになりますが、一部、再掲します。
https://onkochisin.blog.ss-blog.jp/2021-08-22


☆☆☆

対象となる内親王方などは、物心がついて以来、長年、女性・女系天皇、女性宮家を巡る議論が行われて来た事実は、当事者ゆえに熟知しておられるはずだ。だから、唐突な話ではもとより無い。むしろ、「世襲」の「象徴」天皇という制度を維持するのであれば、決して避けられない課題に対して、政治の怠慢と国民の無関心によって、現在まで結論が先延ばしされて来たことの方が、申し訳なかった。


この間、ご自身の将来が見通せない辛さを、ずっと抱え続けてこられたはずだ。これ以上、宙ぶらりんの状態を強制し続けることこそ、残酷な仕打ちだろう。だから、その意味からも、一刻も早く決着をつける必要がある。

(「女性・女系天皇、女性宮家という選択肢が抱える難題とは?」2021.08.21高森明勅公式ブログ)
https://www.a-takamori.com/post/210821

☆☆☆


「政治の怠慢と国民の無関心」によって、結論が先延ばしされ、女性皇族に「宙ぶらりんの状態を強制し続ける」「残酷な仕打ち」が15年間も続いてきました。

重要な皇室典範改正という課題の放置、その歪みが国民感情のねじれを引き起こし、小室さんのバッシング→眞子内親王のバッシング→秋篠宮家のバッシングにつながっていると私は見ています。

種を蒔いたのは「男系固執」をつらぬこうとして「女性宮家潰し」に専念した、いわゆる男系派です。竹田恒泰氏の言動はその典型です。男系派は、何が何でも「悠仁様の即位」をと熱願しているのですが、国民の意志は、男系派の予想とは、別の流れに進んでいます。

おおざっぱな言い方ですが、男系固執派の圧力を恐れて政府が皇室典範改正を15年間も先延ばしにしていた結果が、今日の秋篠宮家バッシングを引き起こし、従来の皇室否定派、皇室不要派の人々を活気づけているといっても過言ではありません。男系固執派は、どうやって責任をとるつもりなのでしょう。

大切なお姉さまが国民のバッシングで酷い目に遭わされている有様、次のターゲットが佳子様に移ろうとしている有様をご覧になって、思春期を迎えられた悠仁親王がどのようなお気持ちでいらっしゃるかということも、察して余りあるものがあります。早く何とかして差し上げたいです。

皇室典範を改正して、天皇陛下の直系長子でいらっしゃる敬宮愛子内親王が皇太子になられるのが、唯一の問題解決法であることがいよいよはっきりしてきたと思います。

秋篠宮さまには、次期天皇ではなく天皇の弟宮として、より自由に伸び伸びとご活躍いただきたいと存じます。


今日も読んでいただき、ありがとうございました。
秋らしいさわやかな気候になって参りました。台風も来るようなので油断はできませんが。
皆様も、どうぞお健やかな日々をお過ごしくださいますよう、お祈り申し上げます。

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ワクチンの副反応には素早い対応を [新型コロナ]

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政府は、コロナ終息の道筋として、ワクチン接種政策を重視して推し進めています。

一日も早くコロナ問題を終息させて日常を取り戻したいのは、ワクチン接種を推進する人々も、副反応を心配して接種を控えている人々も、思いは一つです。終息までの道筋が、少々、異なっているだけです。力を合わせて、早い終息を目指したいと思います。

私は、自分が学んだ中では、日本人の大多数が既に免疫を獲得しているから、全員のワクチン接種は不要との説が合理的に思え、個人的には過去の既往歴などを考えて接種に不安があるので、外国製のワクチンは接種しないことに決めています。

けれども、医療従事者や福祉施設に勤める方々など、接種しなければならない職業の方、社会的な影響を考えて接種する方たちの決断を否定するつもりはありません。それぞれの方が考えられた結果を尊重したいと思います。

またワクチン接種によって世界人口を減らす計画があるなどの陰謀論には同意できません。

ただ、ワクチン接種後に、多数の重篤者、死者が出ているのに、その事実を政府が知らせないこと、注意喚起をしないで、接種との関係は不明で、関係なしと決めつけることには、問題があると思います。

接種後に副反応を起こして重篤になる、1000人以上が死亡しているという現実があるのですから、接種を奨励するなら、副反応の症状と副反応が起こったときの対応の仕方や治療法を、前もって十分に知らせてほしいと思います。インフォームドコンセントです。

昨日、バイデン大統領が、米国内の従業員にワクチン接種をしない会社に罰則を設けるとのニュースが流れました。You tubeの情報統制はアメリカ政府の方針に沿ったものなのでしょう。フランスはワクチン・パスポート制を実施し、イギリスでもサッカーなどの観戦者に、ワクチン証明またはPCR検査陰性証明を提示させているとのこと。

ワクチン接種は欧米諸国にとって、社会活動再開の条件になっているので、日本もそれに足並みをそろえなければならず、ワクチン接種後のマイナス情報伝達の足かせになっているのかも知れません。日本政府も苦しい立場にあるのでしょう。コロナを終息させるためにワクチン接種奨励が一つの方策だという考え方もあるのは分かります。


しかし、日本において、一定期間のワクチン接種後の死亡者数と、新型コロナ感染症の死亡者数がほぼ同数であるというデータを見ると、果たしてそれだけでよいのかという疑問が起こります(最新のデータではコロナ感染症よりもワクチン接種後の死者数が少なくなっていますが)。

1000人を救うために、1人が犠牲になるのは、人間が国家を作り、集団で生活している以上、やむを得ないかも知れません。しかし、1000人のコロナ(自然疾病)による死者を減らすために、100人~1000人の命がワクチン接種(人為的)に失われるとしたら、その比率の高さに疑問を覚えます。


9月10日に、厚労省「厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)」のデータが発表されました。今回の死者は、ファイザー社が計1127件(9月3日まで)、モデルナ製が28件(9月3日まで)とのことで、ファイザー社、モデルナ社の合計は1155件です。前回の1093人から62人増加しました。

なお、これまで届け出があった中から、同一症例であることが明らかになった5組を統合して各1件とし、さらに10件の取り下げがあったそうです。全体の件数が15件減少したということだと思います。

閲覧する方は、以下のリンクを開いて、資料一覧から、以下をクリックすれば閲覧出来ます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00030.html
(第68回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第17回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催) 資料)
  ↓
資料 1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要
(コミナティ筋注、ファイザー株式会社)
 ↓
資料 1-3-2 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要
(モデルナ筋注、武田薬品工業株式会社)

*ファイザー社、モデルナ社、それぞれ別の資料になっています。


++++++以下引用

[資料 1-3-1の1ページから抜粋]

※9月 10 日までの調査において同一症例であることが明らかとなった5組については報告内容を統合し、各1件として計上。また、10 件の取り下げあり。別紙1の症例 No(No.1~1091)と報告事例数(1,076 件)は一致しない。

++++++引用終わり


前回(8月25日報告)より届け出件数の増加が、少なくなっています。前々回までは2週間~3週間ごとに100件以上の報告でしたが、この2週間余りでは62人でした。約半分です。

副反応への対応が速くなった結果、死に至る人が減少したのであれば、よかったと思います。(医師が届け出を控えたのではないことを願っています)


厚労省が9月10日に発表したデータの表を、見て感じたことを書かせていただきます。

はじめにワクチン接種で亡くなられた方々のご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

亡くなられた方々は、年齢別では、70代以上が大多数で、最高齢は105歳です。

100歳を越える方が、3日間、40度近い発熱の可能性があるワクチンを接種しなければならないことを、お気の毒に思います。施設に入所しているとか、在宅でも介護サービスを受けられない、コロナに感染しないようになど、それぞれにやむを得ない事情があったのだろうと拝察いたします。

また胃瘻を受けている人、がんでステージ4の人など、明らかに元々身体が弱っている方も接種しています。政府は基礎疾患を持つ人への接種を奨励していますが、身体が弱っている方々に、副反応の可能性があるワクチン接種を奨励することが、果たして適切なことなのだろうかと考えさせられます。コロナ感染の可能性と、副反応死の可能性。どちらのリスクが大きいのでしょう。コロナ感染=悪のような空気が、体力のないお年寄りや基礎疾患を持つ人々に、もれなく接種させることこそが善であるという、先入観があるのではないでしょうか。

平時だったら、身体が弱っている人に無理をさせない医療を優先させるのではないでしょうか。コロナ感染のリスクとワクチン接種のリスクが同等だとしたら、接種は各人の選択になりますが、選択をするためにも、副反応の可能性をきちんと周知する必要があると思います。副反応に苦しむ人が「こんなことなら接種するんじゃなかった」とならないように。

私の狭い交際範囲ではひどい副反応の話は聞きません。面識のある知人ではありませんが、自分のブログの勉強のために、何か月も前からずっと閲覧しているブログが約10人あり、その中で、80代の女性が、ワクチン接種しましたと書いてから、約1週間後に心臓疾患で急な入院となり、それまで2、3日に1回更新していたブログが、病院からの書き込みを最後に、一か月以上休止しています。入院までは草取りなど庭の手入れをする元気な方でした。 急な入院に、自分にこんな病気があったとは知りませんでしたと述べられ、血栓の治療のため洗面所やトイレまでの歩行も禁止されていますとの最新の投稿が1ケ月前でした。無事に回復されますよう祈っております。


痛ましいのは10代、20代の接種後の死者です。コロナによる重症者、死者は大多数が80代以上であり、10代~20代はほとんどいないのに、ワクチンで亡くなるのは残念なことだと思います。

10代で、これまで新型コロナウィルス感染症で亡くなったのは0人でしたが、つい昨日初めて、1人亡くなったことが発表されました。基礎疾患をいくつも持っていた方だそうです。ご冥福をお祈り申し上げます。

10代の、ワクチン接種後の死亡者はコロナの死者よりも早く、7月15日1回目接種後の7月23日に自殺した16歳の男性です(注意欠陥多動性障害あり)。マンション最上階から飛び降りました。厚労省はワクチンとの関連無しとしていますが。

これに先立ち、25歳の男性が4月23日第1回接種後の4月27日に自殺で亡くなっています。接種前は健康で精神疾患はなく、通常勤務をしていました。小児時に発熱で異常行動が1回ありました。自殺の前に精神障害が見られました。

10~20代ではありませんが、9月10日の発表では、ADHDの30代男性が急性薬物中毒で亡くなった例があげられています。遺書はなかったそうですが自殺を思わせられる例です。

ワクチンの副反応は脳にも影響を与えると言われていますが、精神障害が起こるのは、そのためでしょうか。

最初の頃、20代の看護師さんが、接種を嫌がっていたが職業上やむを得ず接種して急死されたことも、本当にお気の毒に思います。人間は自分の身体のことを本能的に分かるものなのですから、どうしても接種したくない人は、接種しなくてよいと周りが認めてくれればよかったのにと思います。

表で、目立つのは心疾患、くも膜下出血ですが、胃腸障害の例もいくつかあげられています。胃腸障害にも気を配る必要がありそうです。

なお、表の中で、「専門家による評価」という項目がありますが、800件を超えるあたりから、「評価不能」、「コメントなし」が目立ち、1002件からはすべて「評価中」となっていて、専門家による評価が追いついていないことがうかがわれます。厚労省にとっても、予想しなかった死者数の多さに、評価する人員が足りないのでしょう。


ネット上でも副反応が出た時の対応について語っている動画がいろいろあるので、症状が急変した時にすぐ対処できる知識が、普及することを期待します。

○頭、胸、お腹などにいつもと違う痛みを感じたら、すぐ病院でCTを撮ってもらうこと。
○青少年は異常行動を起こすことがあるので、接種後3日くらいは眼を離さないこと。
○接種後は、1週間ほど激しい運動や炎天下の作業を控えること。
(私がブログを見ていた女性は、入院の前日、猛暑の中、納屋の片づけをしていたそうです。)

ワクチン接種後、日ごろよりも行動に注意して、いつもと違う症状が出たら、すぐに医療機関を受診する素早い対応が、生命を救うことになるのだと思います。

政府と厚労省も、遠慮せずに、そういった知識の普及に努めてほしいです。ワクチン接種を受けたい人が、インフォームドコンセントにのっとり、予備知識を持って受けることで、死者数がずいぶん減るのではないでしょうか。


今日も読んでいただき有難うございました。
急に寒くなったり暖かくなったりしています。どうぞ皆様ご自愛ください。

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コロナ禍はインフォデミックー幽霊の正体は? [新型コロナ]

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現在の日本人は、新型コロナウィルス感染症に対して「幽霊の正体見たり枯れ尾花」のことわざの通り、枯れ尾花(インフルエンザ並みの風邪)を見て、幽霊(恐ろしい疫病)だと思い込んで対応を間違っていないでしょうか。コロナ禍は、インフォデミック(不確かな情報が拡散される現象)なのではないでしょうか。

世界的に見れば、西欧諸国、米国などではパンデミック(全世界や広域に広がる伝染病)だと言えるでしょう。しかし日本国内に限れば、新型コロナはどちらかといえば、インフォデミック(不確かな情報が大量に拡散される現象)であり、パンデミックだからといって、日本ではそれほど恐ろしいものではないとするのが、科学的に正しい対応だと思います。各国の対応を参考にして、日本らしい対応がどうあるべきかを、再度、冷静に見つめる必要があると思います。

政府が接種を手放しで推奨するファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社のワクチンは、新型コロナを本当に終息させる効果が、本当にあるのでしょうか。

イスラエルは世界に先駆けて、国民の78%が第2回目のワクチン接種済みです。ところが、そのイスラエルで感染爆発が起こっています。

https://toyokeizai.net/articles/-/450304

イスラエルは3回目のワクチン接種を呼び掛けていますが、2回のワクチン接種では効果が得られなかったことの証拠ではないでしょうか。


日本政府は、ファイザー社、モデルナ社のワクチン接種を手放しで推奨しています。アストラゼネカ社のワクチン接種も始まりました。12歳から16歳の子供にも接種を進めようとしていますが、子供への接種は、慎重であるべき、率直に言えば止めるべきだと思います。ベネフィット(効果)に比べてリスクが大きすぎます。

「岡山・倉敷新型コロナ感染対策市民審議会」という団体が「子どもたちへの新型コロナワクチン接種の停止を求めます。」という署名運動を進めています。私も署名しました。
https://www.voice.charity/events/112

9月3日に全国紙の読売新聞広告を掲載しました。掲載費用は、市民の寄付で賄われています。

岡山の市民審議会の全国紙への広告は” ジャーナリズムの解放 ”のきっかけだと言えます。新型コロナについて、前にも述べた通り、you tube では、「新型コロナはインフルエンザ並み」、「地域性があって国によって感染の度合いが違う」、「ワクチンの危険性を強調」など語ると、削除されるシステムになっています。WHOの方針に合わないということらしいです。

これは一種の言論統制であり、それにおびえたジャーナリズムがワクチン副反応の問題に口を閉ざしている傾向があります。それではジャーナリズムの役を果たせません。岡山・倉敷の市民審議会による全国紙への広告をきっかけに、ジャーナリズムの報道が、ワクチン接種のマイナス面も、プラス面と両論併記だとしても(私はプラス面があると思いませんが)、バランスよく報道されるのは大切なことだと思います。


8月25日厚労省発表のデータによれば、ワクチン接種後の死者は1093人に達しています。

接種後の死亡は、ワクチンとの関連は不明とされていますが、本当にそうなのでしょうか。厚労省の発表データを見ると、最近では、死亡件数が多すぎるからか、評価が追い付いていません。


厚生労働省のデータは、以下のように、誰でも厚労省のホームページで参照することが出来ます。

厚生労働省 → 政策について →

「第67回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和3年度第16回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催) 資料」)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00029.html

資料 1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要
(コミナティ筋注、ファイザー株式会社)

資料 1-3-2 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要
(モデルナ筋注、武田薬品工業株式会社)

ファイザー社、モデルナ社、それぞれ別の資料になっています。

字が小さいですが拡大すれば、亡くなった方々、お一人お一人の性別、年齢、病名や症状について、誰でも読めるようになっています。昨日、ざっと眼を通しました。

なお、この厚労省発表の資料を参照するのに、見つかりにくいところにあるというのが私の一つの感想です。

最近の医療では「インフォームドコンセント」が行き届いていて、例えばCT検査を受ける時の造影剤を投与するにも患者の同意が必要で、同意書には造影剤の副作用の危険性が詳しく書かれています。

ワクチン接種に関して、このようなリスク、接種開始以来、数か月の間、8月20日までに1093名の死者、8月8日現在の医療機関からの副反応疑い報告数は2万2056件、うち重症報告数は3767件とされているのに、これからの接種者はほとんどこのリスクを知らないのではないでしょうか。インフォームドコンセントがなされていると思えません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/997167da96fb288cacfd57f7ec56f58f02fb6f78?fbclid=IwAR2BJtjeW1qtpdkaPQX8HV3pLR2fAzLxLjkgbf9SPI5Wq9MGcLqIZ7JaONY

なぜそうなるかというと、新型コロナが恐るべき隔離を要する伝染病なので、それを防ぐためなら、多少の犠牲者が出ても仕方がないという感覚が政府と国民にあるのかもしれません。しかし、本当に新型コロナはそれほど恐ろしい伝染病なのでしょうか。

新型コロナが、ペストやエボラ出血熱並みで何十万人もの死者が出ているというなら、その気持ちは分からないでもありません。しかし、新型コロナウィルスによる死者は、この1年8か月で、1万6000人ほど。インフルエンザの死者は毎年、1万人と言われていますから、毎年のインフルエンザの死者数とほとんど変わりありません。新型コロナは、発生したばかりなので、今後の死者は次第に減少して、近々、インフルエンザの毎年の死者より少なくなるでしょう。

私は試みに、ごく一部ですが、新型コロナワクチン接種後の死者数と、ほぼ同じ期間の新型コロナウィルスによる死者を比較してみました。以下がその表です。

[ワクチン接種後の死者](厚労省発表資料)

データ発表日    ワクチン接種後の死者数累計     前回との差

7月21日      756人

8月3日       919人             (+163)

[新型コロナウィルスによる死者](「東京新聞」掲載資料)

データ発表日 新型コロナウィルスによる死者数累計   前回との差

7月21日     15095人             

8月3日      15231人             (+136人)

この期間は、データ発表日なので、それぞれのデータを取っている期間が正確に重なっているわけではありません。それでも、ほぼ同じ期間だといえます。同じ期間の新型コロナウィルスの死者とワクチン接種後の死者が、ほぼ同数であったことに驚きました。

厚労省のデータを見て、他にも色々と感じたことがありますが、それは次回に述べたいと思います。


今日も読んでいただき有難うございました。
皆様が、お健やかで生き生きした毎日を過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。

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第46代・孝謙天皇の御直筆を拝見して―法隆寺献物帳 [孝謙天皇・稱徳天皇]

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9月4日(金)、東京国立博物館 平成館で開催された「聖徳太子1400年遠忌記念 特別展 聖徳太子と法隆寺」を拝観して参りました。

前日、9月3日に急に思い立っていくことにしましたが、思い切って行って来て良かったと思います。

ネットでは事前予約が必要とあったので、当日券が残っているかと心配しましたが、冷たい雨の平日だったからか、ちょっと列に並んだだけですぐに入場することが出来て幸運でした。

前の日に「ぶらぶら美術館」の録画を視聴して、急に行ってみようという話になりました。国宝、重要文化財が多く展示され、見ごたえのある展覧会でした。期間が9月5日で終了するので、ぜひいらしてくださいと皆様にお薦めできないのが残念です。

聖徳太子のお像、釈迦如来像、菩薩像、ふだん目にすることのできない展示物はそれぞれに素晴らしかったですが、中でも、たぶん生涯忘れられない一つの体験がありました。


展示室は、A、B、C、D、E室と5つあり、それぞれにテーマが決められていました。

Bの展示室、テーマ「法隆寺の創建」に入った時、不意に、不思議な感覚に打たれました。

私は、時々こういうことがあります。例えば、古書店に入って、何か懐かしい感じにおそわれ、その方向に進むと、かねてから探し続けていた本があるとか、そういうことが時々あります。

それによく似た、何か懐かしい、慕わしい気持ちがふっと起こり、誰かに「こちらに来て見て」と招かれるような感じがしたのです。その方向に進むと、心惹かれた展示物の正体は、第46代・孝謙天皇ご直筆の「法隆寺献物帳(ほうりゅうじけんもつちょう)」でした。父君、第45代・聖武天皇の御遺品(遺愛品)を法隆寺に献納された時の目録です。

説明を国法・文化財のホームページから引用します。画像の拡大も出来るので、どうぞご覧ください。


☆☆☆

(指定名称)法隆寺献物帳(天平勝宝八歳七月八日) 1巻
紙本墨書 27.8×70.6 奈良時代・天平勝宝8年(756) 東京国立博物館
 聖武天皇は、天平勝宝8年(756)5月2日に崩御し、その皇女であった孝謙天皇は、同じ年の7月8日、聖武天皇遺愛の品々を東大寺以下18の寺に献納して冥福を祈った。「法隆寺献物帳」は、その際に法隆寺へ献納された品々の目録である。
 縹(はなだ)色の麻紙(まし)に薄墨の枠罫を引き、唐風の筆力のある端正な楷書が全22行に書かれる。もとは巻子本仕立であった。末尾に朝廷の有力者であった藤原仲麻呂(ふじわらのなかまろ)、藤原永手(ながて)、巨萬福信(こまのふくしん)、賀茂角足(かものつのたり)、葛木戸主(かずらぎのへぬし)の5人の連署があるが、それぞれ個性にあふれる筆致である。全面に「天皇御璽(てんのうぎょじ)」の朱印が押されている。
 なお、東大寺に分納された聖武天皇の数多くの遺愛品は、正倉院宝物として有名であり、その目録『東大寺献物帳』が残っている。

(「法隆寺献物帳(ほうりゅうじけんもつちょう)」)
http://emuseum.nich.go.jp/detail?content_base_id=100206&content_part_id=001&content_pict_id=001&langId=ja&webView=

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『歴代天皇の御歌―初代から今上陛下まで二千首―』には、孝謙天皇の御事績の中に「『正倉院北倉』に聖武天皇の御遺品が光明皇太后によって収蔵される(756年)」とされています。

https://onkochisin.blog.ss-blog.jp/2020-09-14

聖武天皇の御遺品(遺愛品)を法隆寺に献納されたとき、東大寺に分納された聖武天皇の数多くの遺愛品が、正倉院に収蔵されたということなのですね。

ガラスケースに入れられた「法隆寺献物帳」の、一字一字きちんと整った孝謙天皇のご直筆に息をのむ思いでした。孝謙天皇の字の美しさを比較するのは失礼かもしれませんが、小学校の頃、同級生にこんな風にきれいな字を書く女の子がいたことを思い出します。生真面目で、一途で、穏やかな心優しい同級生でした。字は人を現わすと申しますが、孝謙天皇が、生真面目で、一途で、秩序を大切になさった御方でいらしたことが、きちんと整った一文字一文字から、伝わって参ります。

孝謙天皇と道鏡は、後世の俗人がいうような関係では無かった、仏教を通した師弟愛があったとしても、清らかな精神的な愛であり、限度を越えることは決して無かったと、あらためて確信いたしました。

このご直筆を拝見するために、今日の展示に導かれたといっても過言ではない、という不思議な感覚におそわれ、胸が熱くなりました。

巻末の藤原仲麻呂の「仲麻呂」という署名は、伸び伸びとした筆致で、孝謙天皇と対照的な豪胆な仲麻呂の性格があらわれている感じがいたします。9年後(天平宝字8年(764年))、藤原仲麻呂の乱を起こして斬首されたことを思うと、浮世の無常を考えさせられます。

孝謙天皇について、これまで2回、当ブログに書いています。

https://onkochisin.blog.ss-blog.jp/2020-09-14
https://onkochisin.blog.ss-blog.jp/2020-12-22

どちらも道鏡事件に触れていますが、私は道鏡が俗説のような悪人ではなく、後世の作り話が尾ひれはひれをつけて、事実と異なった人物像が伝わってしまったと考えています。近年、そのように考える学者も多いようです。

先日、とりあげた漫画家、里中満智子さんについて、その後ファンの人から指摘がありましたが、里中さんの『女帝の手記』は、里中さん独自の見方に共感できないところもあるが、発表当時には珍しい「道鏡擁護論」とのことでした。機会があれば読んでみたいと思います。

孝謙天皇は、進取の気性に富んだ女性天皇として、女性の登用にも積極的だったとも言われています。律令が定着し、男性中心社会が確立されつつある時代の流れに対抗して、何かとご苦労が多かったのではないかと拝察申し上げます。

「道鏡事件」による誤った道鏡像の捏造は、近年の皇室バッシングに相通ずると思います。事実と異なった悪口雑言が、時の権力者の都合や無責任なマスメディアによって流布され、低俗な人々がそれに同調するという残念な光景が、孝謙天皇の時にもあったということですね。

「歴史は繰り返す」と申します。そうなりますと「歴史を学ぶことの大切さ」、高貴なものに心を寄せて、卑俗なデマにだまされない賢さを身に付けること、「正しい真実を見抜く眼を養うことの大切さ」を考えさせられます。そのような努力を続けたいと、今回の展示を拝見して、強く思いました。


今日も読んでいただき有難うございました。
皆様にとって充実した一日でありますことをお祈り申し上げます。

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