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男性差別でも駄目! [皇室典範改正]

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今朝の高森明勅氏のブログも切れ味が良かったです。









(「男系維持と皇位の安定継承」2021.1.24 06:00)
https://www.gosen-dojo.com/blog/29739/

産経新聞(1月23日付)「正統保ち皇位の安定継承を/『旧宮家復帰』へ動く時だ」(論説副委員長、榊原智氏)との論説が載ったとのことで、その論評です。

特に標題にあげたコトバが、気に入りました。

「男性差別でも駄目じゃん!」

なお、高森氏のブログ通りでなく、選んだ論点ごとに順番を変えております。その点どうぞご了承ください。


+++++++++++引用はじめ+++++++

「今の皇室が女性差別と批判されるべきでないのは、
一般の男性は決して皇族になれないのに対し、一般の女性は男性皇族と
結婚して皇族になる点からも明らかだろう」という不思議な【産経新聞の】文章もある。
皇室を敬愛する国民が心配しているのは、“必ず”男子を生まなければ継嗣が
絶えてしまう(それはそのまま、皇室自体を消滅させる致命的な結果に繋がる)
という強烈な“重圧”の下では、皇室への結婚を決断できる女性が現れにくく、
皇位の継承も、皇室の存続も困難になるということ。

更に、人道的な見地から、ご結婚後、妃殿下となられた方がそのような
重圧下に置かれ続けてよいのか、という懸念が広く共有されているのだ。

「女性差別ではなく、男性差別だから大丈夫」的な子供の口喧嘩で昔、
聞いたような屁理屈(小学生なら、速攻で「男性差別でも駄目じゃん!」
と返すだろう)が、新聞の紙面を堂々と飾るとは思わなかった。
改めて言う迄もなく、これは、皇位と宮家の継承から女性が締め出され、
「男系男子」に限定されている事実から“反射的”に導かれる事態で、
ことさら国民女性だけを皇族にする目的の制度では勿論(もちろん)、
ない(目的が皇室でお生まれになった女性〔内親王・女王〕の“排除”である
ことは、典範第1条参照)。

(「男系維持と皇位の安定継承」2021.1.24 06:00)
https://www.gosen-dojo.com/blog/29739/

++++++++++++引用終わり+++++++


“「女性差別ではなく、男性差別だから大丈夫」的な子供の口喧嘩で昔、
聞いたような屁理屈(小学生なら、速攻で「男性差別でも駄目じゃん!」
と返すだろう)が、新聞の紙面を堂々と飾るとは思わなかった。”


「女性差別は駄目、でも男性差別は大丈夫」と言われたら、男性の立つ瀬がなくなりますね。

小学生でも「男性差別も駄目じゃん!」と返すというところが、そうだ小学生でもわかる! と思いました。


どちらの差別でも、皇室を差別のある異空間のまま放置してはいけないと思います。皇室の皆様が我慢強く忍耐強いからと言って、国民がそれに甘えていてはいけないと思います。


以下の高森氏の指摘も重要です。

産経新聞論説は「(側室不在により)非嫡出継承の可能性が無くなった」ことに一切触れていないとのことです。

+++++++++++引用はじめ+++++++++++++++++

『「皇位の安定継承を」求めながら、皇位継承の将来を不安定なもの
にしている、そもそもの“原因”に一言半句、触れていなかったからだ。

「継承権を持つ男性皇族が減り」と危機感を語る一方、
その“背景”を全く見ていない。
言う迄もなく、側室が不在となり、非嫡出による継承可能性が
排除された事実こそ、眼前の危機の根源。
にも拘(かかわ)らず、「皇室は危機にある。
…男系(父系)継承を脅かす議論がくすぶっているからだ」
と述べているのは、本末転倒も甚だしい。「男系(父系)継承」を可能にして来た非嫡出の継承可能性が
無くなったのに、いたずらに明治以来の「男系男子」限定に
固執していれば、皇位継承はやがて行き詰まる他ない。
これこそ「皇室の危機」。
その危機を打開しなければならないからこそ、男系限定の“見直し”が
語られているのだ。』

(「男系維持と皇位の安定継承」2021.1.24 06:00)
https://www.gosen-dojo.com/blog/29739/

++++++++++++引用終わり++++++++++++++


「非嫡出の継承可能性が無くなった」

非嫡出とは、側室のお子様ということです。側室制度が廃止されて、非嫡出の継承可能性が無くなったのに、それが可能だった明治以来の男系男子限定に固執していれば、皇位継承が行き詰まるしかない、それが「皇室の危機」、打開されるべき危機なのであるから、男系限定の「見直し」が語られているのに、産経新聞論説がそのことに触れていないのは、論説として致命的な欠陥だと思います。

++++++++++++++引用はじめ+++++++

「父方をたどると…神武天皇までさかのぼる方」であっても
(例えば、平将門や足利尊氏など)、一度(ひとたび)皇族の身分を
離れたり、その子孫の場合、もはや二度と天皇として即位できないのが、
原則だった。

例外は、第59代・宇多(うだ)天皇が僅か3年余り皇籍を離れた後に、
皇籍“復帰”して即位したのと、同天皇が臣籍にあった時にお生まれになり、
2年余り臣籍にあった第60代・醍醐(だいご)天皇(こちらは皇籍の“取得”)
だけ(顕宗〔けんぞう〕天皇・仁賢〔にんけん〕天皇・継体〔けいたい〕天皇
の場合は、皇族の身分を離れられていない)。

旧宮家(皇籍離脱して既に70年以上)とは到底、比べられない短期間だった。
その上、当時は身分制社会で、皇族の身分を離れられた後も、
旧宮家のように一般国民になられた訳ではない。
しかし、皇室の尊厳と「聖域」性を守り、皇室と国民の“区別”を
曖昧にしない為に、これらさえ踏襲すべき「先例」とは見なさず、
皇室典範では皇籍復帰又は(ご結婚によらない)新たな取得の可能性を一切、
除外している(第15条)。

(「男系維持と皇位の安定継承」2021.1.24 06:00)
https://www.gosen-dojo.com/blog/29739/

+++++++++++引用終わり++++++


「一度(ひとたび)皇族の身分を
離れたり、その子孫の場合、もはや二度と天皇として即位できないのが、
原則だった。
例外は、第59代・宇多(うだ)天皇が僅か3年余り皇籍を離れた後に、
皇籍“復帰”して即位したのと、同天皇が臣籍にあった時にお生まれになり、
2年余り臣籍にあった第60代・醍醐(だいご)天皇(こちらは皇籍の“取得”)
だけ(顕宗〔けんぞう〕天皇・仁賢〔にんけん〕天皇・継体〔けいたい〕天皇
の場合は、皇族の身分を離れられていない)。」


一度皇族の身分を離れて天皇として即位された例外は、以下のお二方のみです。

第59代・宇陀天皇、第60代・醍醐天皇

○第59代・宇多(うだ)天皇が3年余り皇籍を離れた後に、皇籍“復帰”して即位
○第59代・宇多(うだ)天皇が臣籍にあった時にお生まれになり、2年余り臣籍にあった第60代・醍醐(だいご)天皇(こちらは皇籍の“取得”)だけ

いずれも、旧宮家(皇籍離脱して既に70年以上)とは到底、比べられない短期間(3年、2年)でした。

政府が、旧宮家復活案を推さない判断を下したのは、こういう歴史を踏まえてのこともあるのだろうと思いました。

今日も読んでいただき有難うございました。
寒い日が続きます。皆様お身体にお気をつけてお過ごしください。

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男尊女卑を考える [皇室典範改正]

PICT1738山と雲20210120blog.JPG


今、多くの日本人が当たり前だと思っている慣習は、すべてが日本古来の思想なのでしょうか。そうであるものもなければ、そうでないものもあります。

日本古来の思想のすべてが良かったとは申しません。しかし、「古事記」「萬葉集」「日本書紀」には、現代人が取り戻すべき、おおらかな、伸び伸びした良いものが埋蔵されています。

現代の慣習を一つ一つ検証し、悪しきものはあらためる、意識変革する、その時に、日本古来の思想が色々とヒントを与えてくれます。

実は、日本古来の良き思想を、一番よく今日に伝えて下さっているのが、天皇・皇室です。天皇・皇室の良き文化を学ばせていただくことが、意識変革の道標になります。

伝統と思っていることが、人を縛り、苦しめる因習になっているとき、一人一人が意識変革して、因習をあらためるところに、日本の飛躍の鍵があるのではないでしょうか。


1、 男尊女卑について

意識変革を要する一つの思想、「男尊女卑」について考えて見ます。

女系天皇容認を認められないという意見を持つ人々の文章を読んで思うのは、その根底に、女性は男性より劣っているという男尊女卑思想があるということです。

「男尊女卑」と言う言葉を出すと、自分は男尊女卑ではない!との反発を受けるかも知れません。しかし、「男尊女卑」とは無意識のもの、ふだんは全く気が付かないことも含まれます。社会全体に同じような考えがあれば、殊にそうです。

男尊女卑というと強いコトバに聞こえますが、女性が男性より一段下である、女性の地位向上は必要ない、男女同権など必要ないという意識は、冷静に見れば、やはり男尊女卑的だと思います(男女同権が男女同質でないことは言うまでもありません)。

この文章を準備しながら、私の中にも厳然として「男尊女卑」があるのを、見出しました。
私は「月経」の話を人前で口にすること自体が恥ずかしいという教育を受けて来たので、ここに書くのは、抵抗があります。そんな自分との戦いがありましたが、男系維持派が話題にしているので、勇気を奮って書くことにしました。


女性が男性より一段低いと見る、男尊女卑の一例は、女性の(月経が)穢れ、女人禁制などの思想に見られます。

最近、男系男子維持派の次のような意見を目にしました。

○女性天皇は祭祀ができない。月経は穢れであるから。
・古事記の日本武尊(倭建命)の伝承にそのことが書かれている
・庶民も月経やお産を穢れとしてきた
・大相撲の土俵に女性が上ることの賛否
・女人禁制の山

最初の、月経は穢れだから、女性に祭祀ができないというのは、史実から見て誤りであると思います。

・日本の歴史で8人10代の女性天皇がおられ、祭祀を行って来られました。

・古代から南北朝時代まで、伊勢神宮の斎王は、代々女性が務めて来られました。

“斎王(さいおう)または斎皇女(いつきのみこ)は、伊勢神宮または賀茂神社に巫女として奉仕した未婚の内親王(親王宣下を受けた天皇の皇女)または女王(親王宣下を受けていない天皇の皇女、あるいは親王の王女)[1][2]。厳密には内親王の場合は「斎内親王」[3]、女王の場合は「斎女王」といったが、両者を総称して「斎王」と呼んでいる。(ウィキペデイア)”

古代人が女性の穢れを気にしていたとしたら、重要な伊勢神宮に斎王が奉仕されることはなかったと思います。


神社本庁は女性宮司就任に反対しており、富岡八幡宮などはそれが遠因となり、殺人事件まで起きています。
https://www.jiji.com/jc/d4?p=tom712&d=d4_uu
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54565

女性宮司は、全国に何人かいて新風を吹き込んでいます。今後も増えて行くでしょう。
https://www.chunichi.co.jp/article/47222
https://www.sankei.com/region/news/170117/rgn1701170022-n1.html

跡継ぎに悩む神社は少なくないといいます。神社本庁も、女性宮司の就任を積極的に認めてよいのではないかと思います。


平安時代は、人間の死と、女性の短い出産期間のみが、穢れであるとされていました。
室町時代、『血盆経(けつぼんきょう)』という中国伝来の偽経が広まり、出産や月経の血で大地を汚すという女性の不浄観を浸透させました。
https://www.asahi.com/articles/ASL4B72J3L4BUCVL024.html


古事記における日本武尊(倭建命)の話を読むと月経の話がありますが、実は、それは月経を穢れと見なかった話です。上記男系維持派の解釈は誤解だと思います。

古事記の文章を素直に読めば、倭建命(やまとたけるのみこと)は、むしろ月のさわりを気にしていなかったことが書かれています。

ストーリーを説明します。

荒ぶる敵(蝦夷)を言向け(平定)し、荒ぶる神々を和らげた倭建命は、かねて結婚を約束していた尾張の国の美夜受比賣(みやずひめ)の許に入られ、美夜受比賣はお酒を用意して、倭建命を歓待しました


☆☆☆

ここに美夜受比賣(みやずひめ)、それ襲(おすひ)の裾に、月經(つきのさわり)著きたりき。故(かれ)、その月經を見て御歌よみたまひしく、

ひさかたの 天の香具山 利鎌(とがま)に さ渡る鵠(くび)
弱細(ひはぼそ) 手弱腕(たはやかひな)を 枕(ま)かむとは 
我はすれど さ寝(ね)むとは 我はおもへど 汝(な)が著(け)せる
襲(おすひ)の裾(すそ)に 月立ちにけり(二八)

とうたひたまひき。ここに美夜受比賣(みやずひめ)、御歌に答へて曰(い)ひしく

高光る 日の御子 やすみしし 我が大王(おおきみ) 
あらたまの 年が來經(きふ)れば
あらたまの 月は來經往(きへゆ)く
諾(うべ))な諾な 君待ち難(がた)に 我が著(け)せる 
襲(おすひ)の裾に 月立ちにけり(ニ九)

といひき。故ここに御合(みあひ)したまひて その御刀(みはかし)の草薙剣(くさなぎのつるぎ)を、その美夜受比賣(みやずひめ)の許に置きて、息吹の山の神を取りに幸行(い)でましき。 
(倉野憲司校註『古事記』pp124~125 岩波書店)

☆☆☆

言葉の意味:

襲(おすひ):上代の上着の一種。長い布を頭からかぶり、全身をおおうように裾(すそ)まで長く垂らしたもの。

ひさかたの:天・空・月などのこと。

利鎌(とがま):よく切れる鎌。 切れ味のよい鎌

鵠(くび):白鳥(はくちょう)の古名

弱細(ひはぼそ):かよわくて細いさま

手弱腕(たはやかひな):しなやかな腕

腕(かひな):ひじから手首まで

枕(ま)かむ:枕にして寝よう

高光る:枕詞、空高く光り輝くの意で、「日」にかかる

日の御子:日の皇子

來經(きふ)る:年月がやって来ては去って行く。時が経過する

來經往(きへゆ)く:時が経過してゆく

御刀(みはかし):身分の高い人の太刀(たち)の尊敬語

息吹の山:今の滋賀県と岐阜県の境にある山。古くからの修験道(しゆげんどう)の山

取りに:捕まえる、取り除く


[解釈] 

その時、倭建命が美夜受比賣の衣の裾に月のさわりのもの(経血)を見つけて御歌を詠まれました。美夜受比賣がそれに返歌を詠まれました。

(倭建命、御歌の大意)
天の香具山の上を、するどい鎌のように群れになって、渡ってゆく白鳥、その白鳥の首のように細くてしなやかな、お前のしなやかな腕を枕にしようと、私はするつもりだか、いっしょに寝ようと私は思うのだが、汝の上着の裾に、月が出ていることよ。

と詠いたまいましたので、美夜受比賣がそれに答えて歌を詠まれました。
(美夜受比賣、返歌の大意)

輝きわたる日の皇子 国の隅々まで知らす(治める)大君のあなた様
年があらたまり 月もあらたまりました。
そうですとも、そうですとも。
あなた様を待ちきれなくなったのです。
それで私の着ている上着の裾に 月が出てしまったのですよ

そして、倭建命は美夜受比売とご結婚なさいました。
倭建命は御刀の草薙剣(くさなぎのつるぎ)を、美夜受比賣のもとに置いて、伊吹山の神を討ち取りにお出かけになりました。


[感想]

原文(書き下し文)を素直に読めば、倭建命が美夜受比賣の月のさわりのことを知り、比賣の体調を気遣って歌をお詠みになり、美夜受比賣があなた様を長い年月、待ちかねておりましたから、とお答えします。それで、月のさわりを気にせずに、結婚したというストーリーです。そこに月のさわりを穢れと見る思想はなく、むしろ逆です。
月のさわりを主題に和歌を詠み、相手を気遣うという、何とも優雅な話です。

冷静に考えれば、月経が穢れであるはずがありません。それが無ければ人間は誕生しません。神から女性に与えられた人類存続のための必須の尊い機能です。女性のそれが穢れなら、それに該当する男性の機能はどうなのでしょう。女性の生理機能だけ「穢れ」と見るのは、無意識の男尊女卑ではないでしょうか。

読んでいただき有難うございました。
今日一日が皆様にとって、充実した一日でありますように!

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「皇位の安定的継承、4つのシナリオ」とその見通し [皇室典範改正]

PICT0718紅白梅20210118blog.JPG
一本の梅に、紅白の花が咲いています。
街でも、梅が開花しはじめています。

一昨日の続き、「皇位の安定的継承、4つのシナリオ」(2021年1月17日)と『4つのシナリオ」の見通し』(2021年1月18日)(高森明勅氏ブログ)をご紹介します。




☆☆☆

“2021.1.17 06:00

皇位の安定継承、4つのシナリオ
長年、放置され続けて来た皇位の安定継承への取り組み。
今年こそ解決を図らなければならない。
その場合、どのようなシナリオを想定できるか。
シンプルに整理すれば、以下の4通りのケースが考えられよう。

①皇位の安定継承に向けて、女性・女系皇族の即位を可能にし、
それが実際に機能できるようにする為に、女性宮家を創設する。

②皇位の安定継承への取り組みを先延ばしして、
皇族数を目先だけ確保する為に“一代限り”の女性宮家を認める。
万一のケースに備えて、男系女性皇族の即位も可能にする。

③皇族数の確保も諦(あきら)めて、ただ皇室のご公務を分担する
特別職の国家公務員(批判された「皇女」の看板だけは取り換える)を設けて、
未婚の女性皇族がご結婚の後、国民の仲間入りをされた時点で就いて戴く。

④「まだ40年ある」(安倍前首相)ので(?)、いずれ「神風が吹く」(同)
のを信じて(?)、ひたすら先延ばしを続ける。

改めて言うまでもなく、①~④のうち、
実際に皇位の安定継承に寄与するのは、①だけ。
この他、いわゆる旧宮家案は、(これまでの政府のやり方を見る限り)
有識者会議の「論点整理」などに“リップサービス”として書き込まれる
ことはあっても、現実的な選択肢として取り上げられるとは考えにくい。

果たして…。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

(『皇位の安定継承、4つのシナリオ』高森明勅氏ブログ、2021年1月17日
https://www.a-takamori.com/post/210117
ゴー宣ネット道場にも、同じ文章が掲載されています
https://www.gosen-dojo.com/blog/29666/

☆☆

“2021.1.18 06:00皇統問題
「4つのシナリオ」の見通し
今年こそ解決すべき皇位の安定継承への取り組みについて、
先に4つのシナリオを想定した。

一先ずこれを元に、現時点での見通しを述べておこう。

政府は当初、③の特別職の国家公務員案で押し切るつもりだった。
その場合、①の「男系男子」限定の“縛り”を見直して、女性・女系天皇と
女性宮家を認める皇室典範の改正を求めても、③と①の“綱引き”
になってしまう。

そうすると「足して2で割る」式に、②の「男系」の縛りは維持しつつ、
「男子」限定だけを解除して、一代限りの女性宮家と男系の女性天皇を認める
辺(あた)りで、妥協を強いられる可能性が高かった(最悪は③で決着)。

ところが、政府としては不本意なことに、③を差し当たり、取り下げざるを
得なくなった。

そうすると、具体的な選択肢として①と②の綱引きという土俵を設けることも、
必ずしも不可能ではなくなったのではないか(主戦場はそこかも。最善は①で決着)。
だが②は、“現実主義”的な(?)政治家には魅力的に感じられてしまう危険性がある。
これを「匍匐(ほふく)前進」(津村啓介衆院議員)と評価する向きもあるかも知れない。
しかし、一代限りの女性宮家なり女性天皇なりの、「次」の時代には早々と
行き詰まることが、“初めから”誰にでも予測できる。
実際上、皇位の「安定」継承には何ら繋(つな)がらない。
だから、重大な決断を又ぞろ先延ばしするだけの、無責任この上ない
「後は野となれ山となれ」プランと言うしかない。

結局は、④の「神風が吹く」(安倍晋三前首相)のをひたすら信じて(?)待つか、
改めて「男系」の縛りを外して、女性天皇や女性宮家のお子様方にも皇位継承資格を
認める①を目指すか、その二者択一にならざるを得ない。
そのような、予(あらかじ)め行き詰まることが分かり切ったプランの為に、
内親王方の“たった一度限り”の人生を犠牲にして戴くのは、余りにも申し訳ない。

だが政界の現状を見ると、残念ながら②に逃げ込もうとする政治家も、
決して少なくないはずだ。あくまでも「匍匐前進」論(正しくは迂回又は回避論)を排し、
皇位の安定継承への唯一の「正解」である①のシナリオを実現すべく、
最大限の努力をしたい。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/
++++++++
(『「4つのシナリオ」の見通し』高森明勅氏ブログ、2021年1月18日
https://www.a-takamori.com/post/210116

ゴー宣ネット道場にも、同じ文章が掲載されています
https://www.gosen-dojo.com/blog/29673/

☆☆☆

[所感]

高森氏は、下記案②が、現実主義的な政治家には魅力的に感じられてしまうかも知れないと述べています。

“②皇位の安定継承への取り組みを先延ばしして、
皇族数を目先だけ確保する為に“一代限り”の女性宮家を認める。
万一のケースに備えて、男系女性皇族の即位も可能にする。”

しかし、高森氏はこの案について次のように論評しています。私も同感です。

“実際上、皇位の「安定」継承には何ら繋(つな)がらない。
だから、重大な決断を又ぞろ先延ばしするだけの、無責任この上ない
「後は野となれ山となれ」プランと言うしかない。”

“予(あらかじ)め行き詰まることが分かり切ったプランの為に、内親王方の“たった一度限り”の人生を犠牲にして戴くのは、余りにも申し訳ない。”

一昨日、私も「一代限りで途絶えてしまうのなら同じことの繰り返しである」、「一般国民になるか皇族になるかが決まらないまま育っていくお子様方の御苦悩は、今の内親王方と同じである」と述べました。

誰でも、人生は一度限りと思って、毎日、毎時間を精一杯生きようと考えます。
内親王方の人生も、未来のお子様方の人生も、もちろんそうです。

その貴重な日々、時間を、他動的な要因、国会議員の不決断と国民の無関心(または関心があるが沈黙すること)によって、先行き不透明なままで、このまま放置することは、まことに申し訳ないことです。

その上に行き詰まることが分かり切った②のプランを採用して、これ以上内親王方、未来のお子様方に犠牲を強いてはなりません。それでは、皇室に甘え過ぎです。


“結局は、④の「神風が吹く」(安倍晋三前首相)のをひたすら信じて(?)待つか、
改めて「男系」の縛りを外して、女性天皇や女性宮家のお子様方にも皇位継承資格を
認める①を目指すか、その二者択一にならざるを得ない。”

男系男子天皇維持を固守して検討を先送りするのは「神風が吹く」のを待つに等しいです。

しかし「神風」は、「人事を尽くして天命を待つ」人々の上に吹くのであって、指をくわえて天から幸運が降ってくるのを待つ人々の上に吹いたことは、かつて一度もなかったことを、知らなければなりません。


一昨日述べた通り、日本国民の選択枝は、2つしかないと思います。

A.「女性天皇容認、女性宮家創設、女系天皇容認」

B.「皇室消滅」

のいずれかです。

B.を回避するには、A.しかありません。

A.すなわち高森氏が提案される①案を採用するが最善の道であると考えます。

「皇室存続」の1点を真剣に考えれば、この結論、「①案採用」に到達せざるを得ないと思います。

今日も読んでいただき、有難うございました。
皆様にとって良い一日でありますよう、お祈り申し上げます。

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今年こそ皇室典範改正を! [皇室典範改正]

20210116 蕾PICT0096blog.JPG年頭に当たって、今年中に皇室典範改正(女性天皇実現、女性宮家創設、女系天皇容認)の道を開きたい、そのために出来る限り努力することを決意いたしました。

高森明勅氏ブログ『政府は「旧宮家案」を既に断念?』をご紹介いたします。

このブログによれば、男系男子による皇位継承について「男系維持論者」が唱えて来た、旧宮家系国民男性が(ご結婚という人生の一大事を介さないで)“そのまま”新たに皇族の身分を取得できる制度変更(旧宮家案)を、政府は既に断念していることが明らかです。

☆☆☆

政府は「旧宮家案」を既に断念?


安倍政権は7年8カ月も続いた。その間、「安倍一強」と呼ばれた時期が長かった。国会では「男系の重み“など”を踏まえ“ながら”」という(霞ヶ関文学〔官僚作文術〕の「最高傑作」的な)答弁を何度も披露して来た。


にも拘(かかわ)らず、「男系維持」論者が唱えて来た、旧宮家系国民男性が(ご結婚という人生の一大事を介さないで)“そのまま”新たに皇族の身分を取得できる制度変更(旧宮家案)には、安倍氏ご本人が以前はそれを強く主張されていたはずなのに、全く手を着けなかった。

どころか、その可能性を否定する国会答弁を繰り返した(平成31年3月20日、参院財政金融委員会での安倍首相〔当時〕答弁、令和2年2月10日、衆院予算委員会での菅内閣官房長官〔同〕答弁など)。これは何故か。


と、「男系維持」論者が不審がったり、苛(いら)立ったりする素振りが見えない。私などには、それが不思議だ。その中には、安倍前首相のブレーンを自称していた人物もいたのだが。安倍前首相は旧宮家案を無視したばかりか、「まだ40年ある」などと、ひたすら“先延ばし”だけを図っている。しかし、同案に「絶対反対」という論者は、私も含めて、殆(ほとん)どいないのではないか。


私などは、ただ、難題が山積している事実を指摘して来たに過ぎない。


①旧宮家系男性で、国民としての自由や権利へのほぼ全面的な制限、更に、仕事は当然それまで通り続けられないだろうし、家族や友人などと会うことすら思うに任せなくなる等々の大きな制約を、全て受け入れて、皇籍取得を決断できる未婚の成年男性は(具体的に対象となる賀陽〔かや〕・久邇〔くに〕・東久邇・竹田家などに)果たしているのか。


近頃、成年男性に候補者を見つけられない為か、一部で唱えられる未成年の養子案は、本人の資質や責任ある意思などを判断できず、縁組み破棄の可能性が高い(民間同士の一般的な養子縁組みでさえ離縁率が3割以上)ことも織り込まねばならないので、常識的には除外される。従来、子息の婿養子の可能性なども含めて、否定の意思を示されているのは、賀陽正憲氏、久邇邦昭氏、東久邇征彦氏など。


②もし意思がある人物がいても、皇族の身分を得るに相応しい資質や経歴などを備えているか。これまで旧宮家には、残念ながら必ずしも立派とは言い難い、様々な出来事もあった(例えば、近年の本人やその人間関係を巡る不祥事で、比較的よく知られている事例では、竹田恒昭氏が大麻取締法違反の現行犯で逮捕・起訴されたり、竹田恒泰氏が代表を務める「竹田研究会」のナンバー2の幹事長だった人物が、4700万円もの公金を騙し取ったとして

詐欺容疑、更に4億円もの所得隠しによる脱税容疑でも、逮捕・起訴されたりしている)。


③民間で生まれ(親が既に国民)、民間で育ち、民間で生活して来た(血縁も男系〔!〕では遥かに遠い)人物が、皇族とのご結婚を介さない形で皇室に入って、国民が素直な敬愛の気持ちを抱けるか。


④元々国民として生まれた人物の、更にその子や孫の世代に当たる人物が、前近代(又は戦前)とは諸条件が異なる中(特に貴族階級が存在しない)、そのまま(貴族ですらない一般国民が)皇族になることで、皇室の「聖域」性や尊厳を損ない、皇室と国民の“区別”を曖昧にしないか(皇室ご自身のこの点へのお考えもいかがか?)。


⑤それだけ無理を重ねても、側室が不在で、非嫡出の継承可能性が排除された条件下で、明治以来の「男系男子」の“縛り”を維持する限り、皇位継承は早晩、行き詰まる他ない等。


―政府は恐らく以上の諸点その他について、とっくに「慎重かつ丁寧」な検討を済ませているはずだ。その結果、普通に考えたら誰にでも分かり切った結論に、“既に”達しているのだろう。「正解」が分かっていながら、一部の“男系維持”勢力の頑(かたく)なな反発を嫌がって、徒(いたずら)に問題解決の先送りを続けて来たのではないか。”

(『政府は「旧宮家案」を既に断念?』高森明勅氏ブログ、2021年1月16日
https://www.a-takamori.com/post/210116

☆☆
ゴー宣ネット道場にも、同じ文章が掲載されています
https://www.gosen-dojo.com/blog/29655/

☆☆☆

男系男子による皇位継承について「男系維持論者」が唱えて来た、旧宮家系国民男性が(ご結婚という人生の一大事を介さないで)“そのまま”新たに皇族の身分を取得できる制度変更(旧宮家案)を、政府は既に断念していることが明らかです。安倍元首相ブレーンの「男系維持」論者もそのことは分かっているのです。

1、旧宮家系の子孫を迎える案について、政府はその可能性を否定する国会答弁を繰り返した。

○平成31年3月20日、参院財政金融委員会での安倍首相〔当時〕答弁
○令和2年2月10日、衆院予算委員会での菅内閣官房長官〔同〕答弁など


2、「男系維持」論者が、苛立ったり不信がったりするそぶりが見えない
(安倍首相のブレーンを自称した人物も同様)
安倍元総理は旧宮家案を無視して、40年後に検討しようと先延ばしを図るばかり。


3、高森氏も(男系維持の)絶対反対論者ではない。難題が山積している事実を指摘して来ただけ

①皇籍取得を決断できる未婚の成年男性は(具体的に対象となる賀陽〔かや〕・久邇〔くに〕・東久邇・竹田家など)。成年男性に候補者は見つけられない。

未成年の養子案は、縁組破棄の可能性が高いなど問題がある。賀陽正憲氏、久邇邦昭氏、東久邇征彦氏などは、子息の婿養子も含めて否定の意思を示されている。


②意志がある人物がいても皇族の身分を得るに相応しい資質や経歴などを備えているか。
(不祥事の事例。竹田恒昭氏が大麻取締法違反の現行犯で逮捕・起訴、竹田恒泰氏が代表を務める「竹田研究会」のナンバー2の幹事長だった人物が、4700万円もの公金を騙し取ったとして詐欺容疑、更に4億円もの所得隠しによる脱税容疑でも、逮捕・起訴されたりしている)。

③親も本人も一般国民、(天皇との血縁も男系では600年前)の人物が、皇族とのご結婚を介さない形で皇室に入って、国民が素直な敬愛の気持ちを抱けるか。

④一般国民の子や孫として生まれた人物が、貴族階級も存在しない現代において、皇族になることで、皇室の「聖域」性や尊厳を損なうのではないか。

⑤①~④の無理を重ねても、側室が不在で、非嫡出の継承可能性が排除された条件下で、明治以来の「男系男子」の“縛り”を維持する限り、皇位継承は早晩、行き詰まる他ない


政府は、既に政府が繰り返す「丁寧かつ慎重な」検討を済ませて分かり切った結論に既に到達している。「正解」が分かっていながら、「男系維持」勢力の頑なな反発を嫌がって問題解決の先送りを続けて来たのではないか。


[個人的所感]

政府も「男系維持」論者も本音では、旧宮家案が実現不可能だと分かっているのです。

「男系維持」論者は分かっているのに、「女性天皇、女性宮家、女系天皇容認」案の反対、妨害に終始しています。支持母体を失いたくないからでしょうか。

政府はその妨害に対処するのが面倒なので、対応を先送りにしているのです。

その間に内親王方が不在になり、皇室が限りなく縮小し、消滅の危機が高まるのに、それまで何もしないという無責任ぶりです。

男系男子天皇をいくら維持したいと熱望する人々は、実現の可能性が無いと政府も政府ブレーンの男系維持論者も判断している、という現実を認めなければならないと思います。


そうなれば、選択枝は、2つしかありません。

○「女性天皇容認、女性宮家創設、女系天皇容認」

○「皇室消滅」

のいずれかです。

女性天皇は容認するが女系天皇(女性天皇のお子様が天皇・皇族になること)は認められないという意見があります。それでは根本的な問題解決になりません。一代限りで途絶えてしまうのなら同じことの繰り返しです。

途絶えそうになった時に検討すればよいという意見がありますが、それまでの年月(20~30年)、不安定な立場に置かれる女性天皇、女性宮家当主のお子様方の境遇を想像すればその不自然さが分かります。一般国民になるか皇族になるかが決められないまま育っていくお子様方の御苦悩は、今の内親王方と同じです。同じことを繰り返すのは愚かであり、皇室に申し訳ないことです。

政府は早急に、女性宮家の創設、女性天皇の容認、女系の天皇容認の方向で皇室典範改正の審議に取り掛かってほしいです。

内親王方が、現実にご結婚を考える時期に来ているのだから、もうこれ以上待てません。

今年中に皇室典範改正の目途を立てないと皇室が先細りになって消滅してしまう、それが現実です。

日本の大切な伝統である天皇を戴く国のあり方をなくしてしまうのは、日本国の消失につながりかねないことです。何としても子孫に引き継ぎたいと思います。

そのチャンスは今年しかない、そんな思いで、出来る限り努力したいと思います。

今日も読んでいただき有難うございました。
どうぞ良い週末をお過ごしください。

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新年ビデオメッセージ [天皇・皇后両陛下]

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皆様、新年おめでとうございます。
皆様お健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年は当ブログをご愛読いただき有難うございました。
年末年始のいそがしさにかまけて間が空いてしまい、すみませんでした。

元旦、当地では晴れ渡った日でした。

1月1日の早朝、5時半にふと眼が覚めて自分はぬくぬくとふとんにくるまっているが、今頃天皇陛下は正装をお召しになり、四方拝を執り行ってくださっているのだ、この寒いのに、まことに有り難いことだと思いました。

https://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/kyuchu/saishi/saishi01.html


新春には天皇・皇后両陛下のビデオメッセージを拝聴いたしました。

https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/86#276

画像が拝見できるので、天皇陛下の視線が間近に感じられました。 やさしさとあわせて、視ている国民に思いを届けたいとのお気持ちがひしひしと伝わる力強さが伝わって参りました。皇后陛下のおすがたにも、天皇陛下の御言葉にうなずかれ、国民を心から案ずるお気持ちがまっすぐに感じられました。

ビデオメッセージのお言葉の一部をご紹介いたします。
[黒ハート][黒ハート][黒ハート]

“天皇陛下

今年の正月は,新型コロナウイルス感染症の感染拡大により,残念ながら一般参賀の場で皆さんに直接お話をすることができなくなりました。そこで,今回は,ビデオで新年の御挨拶をしようと思います。

振り返りますと,昨年7月に,豪雨により多くの尊い命が失われたことは痛ましいことでした。御家族を亡くされた方々や,住む家を無くし,仮設住宅などで御苦労の多い生活をされている方々の身を案じています。

この1年,私たちは,新型コロナウイルスという,今の時代を生きる私たちのほとんどが経験したことのない規模での未知のウイルスの感染拡大による様々な困難と試練に直面してきました。世界各国で,そして日本でも多くの方が亡くなり,大切な方を失われた御家族の皆さんのお悲しみもいかばかりかと思います。(中略)

私たち人類は,これまで幾(いく)度ども恐ろしい疫病や大きな自然災害に見舞われてきました。しかし,その度に,団結力と忍耐をもって,それらの試練を乗り越えてきたものと思います。今,この難局にあって,人々が将来への確固たる希望を胸に,安心して暮らせる日が必ずや遠くない将来に来ることを信じ,皆が互いに思いやりを持って助け合い,支え合いながら,進んで行くことを心から願っています。

即位以来,私たちは,皆さんと広く接することを願ってきました。新型コロナウイルス感染症が収まり,再び皆さんと直接お会いできる日を心待ちにしています。

そして,今年が,皆さんにとって,希望を持って歩んでいくことのできる年になることを心から願います。ここに,我が国と世界の人々の安寧と幸せ,そして平和を祈ります。


皇后陛下
この1年,多くの方が本当に大変な思いをされてきたことと思います。今年が,皆様にとって少しでも穏やかな年となるよう心からお祈りいたします。

また,この冬は,早くから各地で厳しい寒さや大雪に見舞われています。どうぞ皆様くれぐれもお体を大切にお過ごしいただきますように。”

(宮内庁ホームページhttps://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/86#276

[黒ハート][黒ハート][黒ハート]

「この難局にあって、人々が将来への確固たる希望を胸に、安心して暮らせる日が必ずや遠くない将来に来ることを信じ、皆が互いに思いやりを持って助け合い、支え合いながら、進んで行くことを心から願っています」

難しいお言葉は一つもありません。

天皇陛下の御言葉の通り、互いに思いやりを持って助け合い、支え合い、遠くない将来に安心して暮らせる日々が必ずや来ることを信じます。

皇后陛下の寒さへの備え、お体をお大切にとのお言葉も、短いけれど真剣で、まっすぐなお人柄が伝わって参りました。


当たり前の日常がいとおしく尊く思えた昨年でした。
難局が去った後の伸び伸びした日常を思い、希望を胸に新たな年を歩んで参りたいと思います。

今年もよろしくお願い申し上げます。

読んでいただきありがとうございました。
お健やかな一日をお過ごしくださいませ。

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