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皇室の眼は世界に開かれている [皇室典範改正]

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猛暑のせいか8月中ほとんど咲かなかった朝顔が、9月になって咲き始めました。今年は咲かないかと思っていたので、うれしいです。

先日は、産経新聞の施光恒(せ・てるひさ)氏の記事“「愛子天皇」待望論の危うさ”
の一部を取り上げ、反論を試みました。
https://onkochisin.blog.ss-blog.jp/archive/202208-1

同氏の記事に次の記述もあります。


“『文藝春秋』の本年7月号でも、歴史学者・小田部雄二氏らの「『愛子天皇』をあきらめない――世界は女王の時代へ。一刻も早い議論を」という鼎談(ていだん)記事が掲載されている。”

“例えば、上記の『文藝春秋』の記事は率直に言って浅薄だった。題目が示すように、欧州王室で女王が増えつつあるから、わが国の皇室もそれにならうべきだという話がほとんどだった。”

「欧州王室で女王が増えつつあるから、わが国の皇室もそれにならうべき」という話は、浅薄であると施氏は言いますが、欧州王室にならうのが果たして「浅薄」といえるのかと、考えて見ました。

昨日、「皇室ご一家」(フジテレビ9月4日(日) 5:45~6:00)の録画を見ました。毎週、録画で楽しみに見ています。

昨日は、佳子内親王殿下の、ガールスカウト日本連盟「100周年インターナショナルキャンプin戸隠」ご参加の話題でした。

☆☆
“7日、「戸隠ガールスカウトセンター」に到着された佳子さま。キャンプ場では8日まで中高生およそ90人が参加し、日本のガールスカウト運動がおととし100周年を迎えたことを記念するキャンプが開かれています。

まず、佳子さまはジェンダー平等の実現をテーマにした生徒たちの発表に、熱心に耳を傾けられました。“
(佳子さま 戸隠でキャンプファイアも ガールスカウト100周年記念で中高生と交流長野放送8/8(月) 21:01配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6da9351fc3c0cb02c9564ebecea239cf397b990d
☆☆

生徒達の発表に大きな眼をまっすぐ向けて聞いていらっしゃる佳子さまの映像を見ながら、世界に開かれた「ジェンダー平等の実現」という情報に、皇室の方は深い関心をもっていられるのだと思いました。

今年の歌会始の愛子内親王の御歌が脳裏に浮かびました。

☆☆
“愛子内親王殿下
英国の学び舎に立つ時迎へ開かれそむる世界への窓“

“初めて外国の学校をご訪問になり、歴史の重みを感じさせる立派な建物を目の前にされた時、今、ここから世界が開かれようとしているというお心持ちになられました。“
https://www.kunaicho.go.jp/culture/utakai/pdf/utakai-r04.pdf
☆☆

学習院女子高等科二年生の夏休みにイギリスの「イートン・サマースクール」に御参加になられたときを詠まれた御歌です。「開かれそむる世界への窓」にはずむようなお気持ちが感じられます。

御歌から、皇族のご公務、外国の王室の方々との国際親善のご様子が眼に浮かぶ気がいたします。佳子内親王も、愛子内親王も日本の良さを世界の人々に知っていただく、素晴らしいお役目を果たされることと思います。

天皇陛下の御製も、世界を詠われています。

☆☆
“御製
世界との往き来難(がた)かる世はつづき窓開く日を偏(ひとへ)に願ふ“

“今年は、このコロナ禍が収束したその先に、今大きく落ち込んでいる世界との人々の往来が再び盛んになる日の訪れを願われるお気持ちをお詠みになりました。“
https://www.kunaicho.go.jp/culture/utakai/pdf/utakai-r04.pdf
☆☆

天皇、皇室の皆様の思いは日本だけではなく、世界の人々の幸せを願っておられます。皇室は日本国の至宝であると同時に、「世界の中の皇室」がいつも視野にあったのが、天皇であり、皇室であり、皇室をいただいてきた私たちの先祖です。

「欧州王室で女王が増えつつあるから、わが国の皇室もそれにならうべきだという話」が浅薄だと評する施氏の記事の視野の狭さが気の毒になります。

施氏が話題にしている皇室典範は、そもそも「明治十五年伊藤博文が欧州に赴いた際、オーストリアのローレンツ=フォン=シュタインから皇室の家法をつくるようすすめられた。」ことがきっかけで作ることになったものです。
https://japanknowledge.com/introduction/keyword.html?i=132

皇室典範の「男子限定」は、プロイセン、ベルギー、スウェーデンに習ったものです。
https://www.a-takamori.com/post/220221

皇室典範は、当初から、西洋の王室と照らし合わせながら、決められたのです。

それを令和になって、日本独自の皇室だから西洋にならう必要が無いなどと、明治の人より古臭いことを言っていたら、先人に笑われます。

日本の皇室は日本だけの独占物ではありません。世界の中の皇室、それをいつも考えていらっしゃるのが、天皇、皇室の方々です。

長野放送の8/7(日) 19:49配信では、ガールスカウトの生徒の発表「ジェンダー平等の実現」を「性別にとらわれない進路のあり方」と報道しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/73ae7bd26940453eeeb190292034f580f352b807

性別の多様性が認められることによって、男性も、女性も、マイノリティーとされる人々も、生まれ持った天分を伸び伸びと発揮できる世の中になってほしいと思います。

今日も読んでいただき、有難うございました。
皆様にとってすばらしい日々であることをお祈り申し上げます。

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