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「立皇嗣の礼」は歴史上前例がなく意味が無い [皇室典範改正]

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新型コロナウィルスの
影響で立皇嗣の礼が
延期されていますが
私はもう中止したら
よいと思っています。




というのは、立太子の礼と違って、立皇嗣の礼は歴史上前例がなく、
また立皇嗣というお立場は、皇太子と異なり、いつでも変わり得るお立場だからです。

つまりは「立皇嗣の礼」の式典を、歴史を知らない政府の思い付きであわてて実行しても、税金の無駄遣いになる可能性があるのです。

それより皇室典範を改正して、どなたが次に皇位を継がれるのかについて結論を出してから、実行を検討するのが順序です。

☆☆☆

「立太子(りったいし)の礼』は皇嗣である皇太子の地位を天皇が内外に明らかにする儀式…明治以降、『立太子の礼』を挙げたのは、大正天皇、昭和天皇、上皇さま、天皇陛下の4例あるが…『立皇嗣の礼』に至ってはそもそも(前近代を含め)前例がない。」

「…『立皇嗣宣明の儀』と『壺切御剣』の親授(しんじゅ)を済ませると、秋篠宮さまと紀子さまは、皇居・宮中三殿の殿上に昇ることができるようになる。

このことを『昇殿(しょうでん)』という」秋篠宮殿下はやがて、本来は“皇太子”の護り刀とされる壺切御剣を受け継がれ、皇室祭祀の場においても、皇太子と同様に天皇の祭祀を継承されるべきお立場として、殿上にて神事に携わられることになる。

しかし、これまでも述べて来たように、天皇陛下と秋篠宮殿下は5歳しかお年が違わない。

望ましくない事故などがない限り、リアルに考えて、秋篠宮殿下が実際に即位される可能性に低いと見るべきだろう。

そうすると、祭祀の継承について、滞りが生じることにもなりかねない。」

(「高森明勅ブログ」「秋篠宮殿下と「立皇嗣の礼」5月24日
https://www.a-takamori.com/post/200525


「秋篠宮殿下は令和元年5月1日、上皇陛下が譲位され、天皇陛下が即位された同じ瞬間に、皇嗣になられた。この儀式の前も後も、秋篠宮殿下が皇嗣でいらっしゃる“事実そのもの”には、何の変化もない。

そうである以上、この儀式によって、皇嗣が次の天皇になられることが確定する訳でもない。例えば、今の皇室典範の規定のままでも、立皇嗣の礼が行われた後に、理論上の仮定として、もし天皇・皇后両陛下に男子がお生まれになれば、その瞬間に秋篠宮殿下の皇位継承順位は「第2位」になられ、皇嗣の地位から離れられることになる。

次の天皇であることが確定しておられる皇太子(や皇太孫)の場合は、こうした「理論上の仮定」自体が成り立たない。」

(「高森明勅ブログ」「『立皇嗣の礼』」では何も確定しない)3月3日
https://www.a-takamori.com/post/200303

☆☆☆

今の皇室典範の規定のままで、立皇嗣の礼が行われた後に、天皇・皇后陛下に男子がお生まれになるのは、現実的ではありませんが、女性天皇、女系天皇が認められる形で典範改正がなされれば、皇嗣ではなく、愛子さまが皇太子になられ、次の天皇になられることになります。

それを何としてでも事前に阻止しようという、政府の作為が作り上げたのが、立皇嗣の礼ではないかと思われます。

悠仁様に天皇になっていただきたいから、御父君の秋篠宮殿下を皇位につけたいという考えなのでしょうが、御高齢になられた秋篠宮殿下の在位期間は極く短いものとなり、宮中祭祀の継承が滞る恐れもあります。

御即位関連の儀式が終わり次第、皇室典範改正の議論をすると政府は約束したのですから、立皇嗣の礼を行う前に、皇室典範改正の議論をして、継承される方が確定してから、式を行うのが順当だと思います。

不確定なお立場のままで「立皇嗣の礼」を強行するのは、政府の身勝手な思い付きで税金の無駄遣いです。

今日は辛口になりました。

明日が皆様にとって素晴らしい一日でありますようお祈り申し上げます。

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