「愛子さま皇太子への道」―美智子さまと愛子さま [愛子さま]
最初に
『毎日読みたい美智子さま
ー愛が生まれるおことばー』
から上皇后 美智子さまの
「争いの芽を摘み続ける」
とのお言葉を謹写させて
いただきます。
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“争いの芽を摘み取る
「私たち皆が、
絶えず平和を志向し、国内外を問わず、
争いや苦しみの芽となるものを
摘み続ける努力を積み重ねていくことが
大切ではないかと考えています」
('14年10月、80歳のお誕生日に際し、宮内記者会から、「来年戦後70年を迎えることについての今のお気持ちをお聞かせください」との質問に対し、美智子さまが文書で解答された)
【解説】常日ごろから、平和を志向する気持ちを絶えず持ち続けること。これは〝未来の日本人〟へのメッセージではないでしょうか。日常生活の中でもいろんな争いの芽が出てくることにも、気を付けていなければいけない。常に争いの芽を摘み取る目配りが大事だということでしょう。“
(松崎敏弥著『毎日読みたい美智子さま~愛が生まれるおことば~』pp137~138)
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このご文章を読んで、“争いの芽を摘み続ける取る努力”とは、自分としては何をしたらよいのかと思いました。
昨日も憲法十七条で取り上げましたが、怒りの心を無くして和やかな人間関係を築くこともその一つだと思いました。
わが家では、土曜、日曜の早朝放送される皇室のテレビ番組3本を録画して視聴するのを習慣にしています。1週間の結びと新しい週の始めの楽しみです。
皇室のテレビ番組は以下の3本です。
皇室アルバム:TBS 土曜午前5時15分~
皇室ご一家:フジテレビ 日曜5時45分~6時
皇室日記:日本テレビ 日曜午前6時~6時20分
8月9日放送の「皇室日記」を昨夜視聴しました。そこで愛子さま中学ご卒業記念文集に書かれた「 世界の平和を願って」と題した作文の一部が朗読されましたが、深く感動いたしました。
あらためてネットで全文を読みましたが、愛子さまの71年前の人々の思いを自分のことのように感じられる感性の鋭さ、平和をどう実現するかの祈りの深さに、さらに感動いたしました。
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“原爆ドームを目の前にした私は、突然足が動かなくなった。まるで、七十一年前の八月六日、その日その場に自分がいるように思えた。”
“最初に七十一年前の八月六日に自分がいるように思えたのは、被害にあった人々の苦しみ、無念さが伝わってきたからに違いない。これは、本当に原爆が落ちた場所を実際に見なければ感じることのできない貴重な体験であった。”
“何気なく見た青い空。しかし、空が青いのは当たり前ではない。毎日不自由なく生活ができること、争いごとなく安心して暮らせることも、当たり前だと思ってはいけない。なぜなら、戦時中の人々は、それが当たり前にできなかったのだから。日常の生活の一つひとつ、他の人からの親切一つひとつに感謝し、他の人を思いやるところから「平和」は始まるのではないだろうか。”
(産経ニュース
https://www.sankei.com/life/news/170322/lif1703220041-n1.html)
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“日常の生活の一つひとつ、他の人からの親切一つひとつに感謝し、他の人を思いやるところから「平和」は始まるのではないでしょうか”
このお言葉は、身近な「平和」の始まりが他の人からの親切に感謝し、他の人を思いやるところにあること、それが結果的に美智子さまの言われる”争いの芽を摘み取る”ことにもなることを、教えてくださっていると思いました。
「愛子さま―皇太子への道」では、「美智子さまから見た愛子さま」(文責:福岡県 ゾウムシ村長)という記事があり、愛子さまが平和への思いを継いでおられることについて、美智子さまが平成27年の御誕生日会見で語られたお言葉が書かれています。
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“先頃,孫の愛子と二人で話しておりました折,夏の宿題で戦争に関する新聞記事を集めた時,原爆の被害を受けた広島で,戦争末期に人手不足のため市電の運転をまかされていた女子学生たちが,爆弾投下4日目にして,自分たちの手で電車を動かしていたという記事のことが話題になり,ああ愛子もあの記事を記憶していたのだと,胸を打たれました。
若い人たちが過去の戦争の悲惨さを知ることは大切ですが,私は愛子が,悲しみの現場に,小さくとも人々の心を希望に向ける何らかの動きがあったという記事に心を留めたことを,嬉しく思いました。”
(「愛子さま皇太子への道」2020.8.11「美智子さまから見た愛子さま」
https://aiko-sama.com/)
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“爆弾投下4日目にして、電車を動かしていたという”女子学生の勇気と思いやり、“小さくとも人々の心を希望に向ける”働き、に心打たれます。
愛子さまの中に皇室の愛と思いやりが脈々と受け継がれていることに感慨を覚えて幸せな気持ちになるとともに、自分も今日、ご縁のある人々を思いやれるよう努力したいと思います。
今日も読んでいただき、有難うございました。
今日が皆様にとって、愛と思いやりに満ちた日になりますよう、お祈り申し上げます。
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