「愛子さま皇太子への道」―「国民の責任で、愛子さまを皇太子に」 [愛子さま]
今日は、皇位継承、皇室典範改正における「国民の責任」について考えます。
「愛子さま皇太子への道」に「国民の責任で、愛子さまを皇太子に」という8月3日付けの記事があり、筆者のmameさんは、以下のように述べています。
☆☆
“神道学者高森明勅先生のブログ
天皇と皇室典範を読みました。
https://www.a-takamori.com/post/200722
現在の皇室典範は、
制度上、当事者である天皇および皇族方の関与を全面的に排除しているとのこと
つまり、皇室典範をどうするのか
皇位継承をどうするのかは、
国会および国民に任されているのです。“
(「愛子さま皇太子への道」、「国民の責任で、愛子さまを皇太子に」
https://aiko-sama.com/archives/2943)
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mameさんが書いている通り、皇位継承をどうするのかは、国会および国民に任されているのです。
その理由を高森明勅氏は7月22日付けのブログで、要点次のように書かれています。
(https://www.a-takamori.com/post/200722)
○日本国憲法4条によって、天皇は国政に関する権能を否定されている。(国政に関することについてご発言できない)
○皇室典範は、憲法2条に『国会の議決した皇室典範』と明記していることにより、国会で審議・決定すべき事項である(国政に関する事項である)。よって天皇や皇族が直接、発言されることは問題視されてしまう。
○それゆえに、政府、国会、国民は、天皇陛下のご真意がいかなるものかを、謙虚かつ真剣に探りつつ、自分達の責任において、叡智を結集して最善の改正を成し遂げる他ない。
明治の皇室典範では典範改正は、皇室自律主義により天皇の「勅定」とされていました。天皇の御決定で、国会の審議とはかかわりなく、改正できたのです。
皇位の継承ですから、御一族の歴史やこれまでの経緯を熟知された、当主であられる天皇が決定されるのが一番ふさわしいに決まっているのですが、新しい皇室典範ではそうなっていません。政府、国会、国民の決定に委ねられているのです。
天皇陛下は、国会で審議・決定すべき事項についてご発言されることが、「国政に関与する」ことになってしまうため、ご自身のご家族のことなのに、一切、ご発言できません。
だからこそ国民が「天皇のご真意がいかなるものかを、謙虚かつ真剣に探りつつ、自分たちの責任において、英知を結集して最善の改正を成し遂げる他ない」のです。
何事においても「お上(時の政府)にお任せ」ではなく、国民が自分で考えていく時代になっているのだと思います。
皇位継承についても、畏れ多いことではありますが、他人事と思わずに、一人一人が真剣に考えて意見を表明していく事が望まれます。
私の当面できることとしては「愛子さま皇太子への道」を毎日読んで内容を理解し、コメントを投稿して応援していきたいと思います。ご賛同いただける方は、よろしければツィッターやfacebookで拡散するなどの応援をお願いいたします。
今日もブログを読んでいただき有難うございました。
皆様にとって充実した一日でありますようお祈り申し上げます。
参考資料:
「神道学者/歴史家/天皇研究、皇室研究者 高森明勅公式サイト」、「天皇と皇室典範」
https://www.a-takamori.com/post/200722
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