アラビアのロレンス [歴史]
「アラビアのロレンス」をDVDで観ました。
イスラム国のことが話題になるなかで、中東の歴史に関係がありそうということで、勉強を兼ねて、久しぶりの映画鑑賞でした。
第一次世界大戦の頃のことで現在の中東の混乱の原因の一つであるといわれるサイクス・ピコ協定を理解するのによい映画でした。
ロレンスは考古学者でもあったそうですが、私としては、映画の初めのおよそ軍人らしくなかったロレンスの変化が心に残りました。最初は一人の部下をやむをえなく処刑し、ロレンスにつき従っていた少年が亡くなったことを「二人の人間を死なせてしまった」と悲しんでいたのに、戦闘を重ねるうちに降伏してきた敵さえ無差別に射殺してしまうロレンス。戦争に直面した一人の人間の変貌が切なく哀しく思われました。
アラビア半島の歴史は、とても複雑ですが、「複雑さ」の一端に触れた気がする映画でした。
2015-02-13 19:12
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