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雑巾を洗うと、心も洗われる [温故知新]

今日、職場のトイレ掃除をした。

5週間に1回、まわってくる当番だ。
トイレには、2種類の雑巾と、台拭きが用意されている。
雑巾は、トイレ便器用、壁や水洗器用と、黒マジックで
きちんと書かれている。

その雑巾で、床や便器や壁を、感謝を込めて拭く。
拭き終わり、雑巾を洗ったら、心がすっきりした。

掃除をしながら、先月、異動になったK先輩が、雑巾を
洗っていた光景を思い出した。掃除を大切に考える
私の職場の中にあっても、K先輩の掃除の徹底ぶりは、
光っていた。

そのK先輩が、雑巾を力を込めて洗って、どんな汚れでも、
どんどん落ちて、雑巾がもとどおり、きれいになっていくの
を見たとき、ふと思った。

「雑巾は、もともと、汚れていない。きれいだった雑巾が、
床や便器を清めるために、自らに汚れをうつしとったから
汚れたのだ。」、「だから、先輩は、一所懸命、働いて、
まわりを清めた雑巾を、本来の清らかな雑巾にもどす
ために、きれいに洗ってやっているのだ」

トイレを清めた雑巾が、先輩の手で清まっていく。
先輩の心も、雑巾を清める中で、清まっていく。

掃除も、奥が深いと思った。

話が変わるが、私が子供の頃、掃除は毎日するのが当然というのが
世間の雰囲気だった。毎日掃除をすれば、強い洗剤を使わないでも、
汚れが落ちるから、その頃の掃除は、環境にも、あまり負荷をかけな
かったのではないかと思う。

しかし、私が成人する頃には、「掃除をしないで死んだ人はいない」
と言われはじめ、掃除を手抜きしても良いという風潮が出てきて、
掃除の効率を上げる合成洗剤を使って、1週間に1回ぐらいで、
集中して汚れを落とす掃除方法に変わっていったように思う。

洗剤も、汚れを落とすため、強力な(水質汚染につながる)ものが、
どんどん使われるようになったと思う。

今の私の掃除の仕方は、1週間に1度ぐらいだが、環境への負荷を
減らすために、合成洗剤を使わず、自然の石鹸や、重曹を使うよう、
心がけている。

でも、今の方法がベストとは思っていない。ベストは、水だけでも
落ちるくらい、汚れの少ないうちに落とす、つまり、毎日、掃き掃除、
拭き掃除をすることなのだろうな、と思う。今は、勤めているので、
ちょっと無理だけれど、そんな生活がいつかできたらよいと、夢
見るのである。


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