この9か月間を振り返る [ブログについて]
いつも私のブログを読んでくださっている皆様、有難うございます。しばらくお休みしていてすみませんでした。
休んでいる間に、昨年の11月以来、ブログの振り返りをしていないことに気がつきました。時々、立ち止まって振り返ることは、大切だと思います。
昔の手帳を整理していたら、三島由紀夫の『葉隠れ入門』から書き出したとする、以下のメモを発見しました。
一人の人間の生き方
1、 目前の事を為す。
2、 十五年先の事を考えて行動の布石を打つ。
私は1、に手いっぱいです。「十五年先の事を考えて行動の布石を打つ」のは、難しいことだと思います。
日本の将来全般の十五年先を考えるのは困難ですが、皇室について、今のままでは大変なことになるというのも、打つべき布石も分かっていると、自負しています。
十五年先を考えて打つべき最大の布石は「皇位の安定的継承のための皇室典範改正」です。
女性天皇とそのお子様が皇位継承できるように典範を改正することは、早急に実現しなくてはならない課題です。
昨年の11月以来を振り返りますと、この課題に関して公には、政府による「有識者会議」が設置され、ようやく検討がはじめられたことが挙げられます。しかし「有識者会議」は政府にとって問題先送りの口実に過ぎなかったようで、何ら本質的な進展はありません。
まだまだ課題解決の努力が必要です。心ある皆様のお力をぜひお借りしたいと思います。
昨年11月以降の期間の、私個人のささやかな成果は、「男系維持派との対話」を開始したことでした。
対話といっても、直接対面ではなく、男系維持派が主流である某掲示板に「道場破り」の浪人気分になって、ハンドルネーム(匿名)で意見を書きこみ、彼らの反論に答えたというだけのことです。最初の投稿は昨年の12月のことでした。
反対派の掲示板に投稿することは、たとえ匿名でも、気の小さい(?)私にとって大変なプレッシャーがあり、かなり疲れる作業でした。しかし、そこから得たものは大きかったと思います。
ネトウヨ的な保守派の集まる掲示板ですから、最初に「女系容認派は左翼だ」といわれてしまいました。その他、罵倒も浴びましたが内容はもう忘れました。
それで、自分は左翼ではない、古代史の泰斗田中卓氏、その師の平泉澄(きよし)氏〔物語日本史の著者〕のご著書をこよなく愛する者であるとの説明を駆使し、根気よく対話を続けました。
その掲示板は、掲示板の目的である「愛国思想」に反する投稿は削除すると書かれていたので、いつ削除されるかとひやひやしながら、気を使っての投稿でもありました。
冷やかしや罵倒は別にして、真剣に対話に応じてくれたのは2人でした。
対話の最後に、そのうち一人から、
○女系天皇容認を主張するのは左翼だけだと思っていたが、そうでない人もいるのが分かりました、
と言われたのは、望外の喜びでした。
もう一人からは、
○あなたのように真剣にものを考えている人にこれ以上言うことは無いので勉強し直します、
と言っていただきました。親切で誠実な方でした。
異なった意見の人々と接点を見つけて説明するのは、疲れる作業ですが、思い切って対話してよかった、対話の甲斐があったと思いました。
それ以後は、私がいつも投稿している中立的な別の掲示板で、先の掲示板と同じ「愛国思想」に共鳴している男系派常連さんから、時々質問されるので、そのつど回答しています。
彼らが質問する、私が詳しく説明をする、最後は相手が沈黙するというパターンになっているので、彼らも私の説明にそれなりに納得してくれているのだと解釈しています。
掲示板の対話では、感情的にならないで、事実を淡々と述べることを心がけています。それでも頭に血が上って、感情に走ることがありますが、そうなると別の人が仲裁に入ってくれるのも有り難いことです。
男系派常連さんの質問は、私の学習と思考を深めてくれるので、最近は彼らの存在が有り難いと思う時があります。問題を持ち込む人は、私の問題解決能力を鍛えるために、わざわざそういう役割を背負って目の前に現れるのだと前向きに解釈すれば、感謝するしかありません。彼らも真実を知りたいのだと思います。
今日も読んでいただき有難うございました。
暑い日が続きます。皆様お身体を大切になさって、夏を乗り切ってください。
休んでいる間に、昨年の11月以来、ブログの振り返りをしていないことに気がつきました。時々、立ち止まって振り返ることは、大切だと思います。
昔の手帳を整理していたら、三島由紀夫の『葉隠れ入門』から書き出したとする、以下のメモを発見しました。
一人の人間の生き方
1、 目前の事を為す。
2、 十五年先の事を考えて行動の布石を打つ。
私は1、に手いっぱいです。「十五年先の事を考えて行動の布石を打つ」のは、難しいことだと思います。
日本の将来全般の十五年先を考えるのは困難ですが、皇室について、今のままでは大変なことになるというのも、打つべき布石も分かっていると、自負しています。
十五年先を考えて打つべき最大の布石は「皇位の安定的継承のための皇室典範改正」です。
女性天皇とそのお子様が皇位継承できるように典範を改正することは、早急に実現しなくてはならない課題です。
昨年の11月以来を振り返りますと、この課題に関して公には、政府による「有識者会議」が設置され、ようやく検討がはじめられたことが挙げられます。しかし「有識者会議」は政府にとって問題先送りの口実に過ぎなかったようで、何ら本質的な進展はありません。
まだまだ課題解決の努力が必要です。心ある皆様のお力をぜひお借りしたいと思います。
昨年11月以降の期間の、私個人のささやかな成果は、「男系維持派との対話」を開始したことでした。
対話といっても、直接対面ではなく、男系維持派が主流である某掲示板に「道場破り」の浪人気分になって、ハンドルネーム(匿名)で意見を書きこみ、彼らの反論に答えたというだけのことです。最初の投稿は昨年の12月のことでした。
反対派の掲示板に投稿することは、たとえ匿名でも、気の小さい(?)私にとって大変なプレッシャーがあり、かなり疲れる作業でした。しかし、そこから得たものは大きかったと思います。
ネトウヨ的な保守派の集まる掲示板ですから、最初に「女系容認派は左翼だ」といわれてしまいました。その他、罵倒も浴びましたが内容はもう忘れました。
それで、自分は左翼ではない、古代史の泰斗田中卓氏、その師の平泉澄(きよし)氏〔物語日本史の著者〕のご著書をこよなく愛する者であるとの説明を駆使し、根気よく対話を続けました。
その掲示板は、掲示板の目的である「愛国思想」に反する投稿は削除すると書かれていたので、いつ削除されるかとひやひやしながら、気を使っての投稿でもありました。
冷やかしや罵倒は別にして、真剣に対話に応じてくれたのは2人でした。
対話の最後に、そのうち一人から、
○女系天皇容認を主張するのは左翼だけだと思っていたが、そうでない人もいるのが分かりました、
と言われたのは、望外の喜びでした。
もう一人からは、
○あなたのように真剣にものを考えている人にこれ以上言うことは無いので勉強し直します、
と言っていただきました。親切で誠実な方でした。
異なった意見の人々と接点を見つけて説明するのは、疲れる作業ですが、思い切って対話してよかった、対話の甲斐があったと思いました。
それ以後は、私がいつも投稿している中立的な別の掲示板で、先の掲示板と同じ「愛国思想」に共鳴している男系派常連さんから、時々質問されるので、そのつど回答しています。
彼らが質問する、私が詳しく説明をする、最後は相手が沈黙するというパターンになっているので、彼らも私の説明にそれなりに納得してくれているのだと解釈しています。
掲示板の対話では、感情的にならないで、事実を淡々と述べることを心がけています。それでも頭に血が上って、感情に走ることがありますが、そうなると別の人が仲裁に入ってくれるのも有り難いことです。
男系派常連さんの質問は、私の学習と思考を深めてくれるので、最近は彼らの存在が有り難いと思う時があります。問題を持ち込む人は、私の問題解決能力を鍛えるために、わざわざそういう役割を背負って目の前に現れるのだと前向きに解釈すれば、感謝するしかありません。彼らも真実を知りたいのだと思います。
今日も読んでいただき有難うございました。
暑い日が続きます。皆様お身体を大切になさって、夏を乗り切ってください。