SSブログ

安定的な皇位継承のために、女系天皇容認を! [皇室典範改正]

DSC_0788赤い実20201106blog.JPG


昨日の日本経済新聞に、以下のような記事が掲載され、菅首相が「立皇嗣の礼」の後に、「安定的な皇位継承策」を検討する考えを示したことが、報道されました。

皇室典範改正の議論が始まり、速やかに改正されることを、強く希望いたします。


☆☆☆

“首相、安定的な皇位継承策「立皇嗣の礼」後に検討

菅義偉首相は4日の衆院予算委員会で、安定的な皇位継承策について8日の「立皇嗣の礼」終了後に検討する考えを示した。2017年の皇室典範特例法の付帯決議で政府に速やかな検討を求めていることに触れ「決議の趣旨を尊重し対応したい」と話した。

国民民主党の玉木雄一郎代表の質問に答えた。天皇の代替わりに伴う一連の皇室行事は8日で一区切りとなる。

皇位継承策の検討では女性皇族が結婚後も皇室に残る「女性宮家」の創設や、女性天皇・女系天皇の是非が論点になる。首相は「先延ばしできない重要な課題と認識している」と言及した。”

(日本経済新聞2020/11/4 19:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65825240U0A101C2PP8000/

☆☆☆

文中にある、2017年の、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」の「附帯決議」は、以下の通りです。

☆☆☆

“◎天皇の退位等に関する皇室典範特例法
(平成二九年六月一六日法律第六三号)

(中略)

○附帯決議(平成二九年六月七日)
一 政府は、安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について、
皇族方の御年齢からしても先延ばしすることはできない重要な課題であることに鑑み、
本法施行後速やかに、皇族方の御事情等を踏まえ、全体として整合性が取れるよう検
討を行い、その結果を、速やかに国会に報告すること。
二 一の報告を受けた場合においては、国会は、安定的な皇位継承を確保するための方
策について、「立法府の総意」が取りまとめられるよう検討を行うものとすること。”

☆☆☆


政府は、本法を「平成 31 年4月 30 日」に施行し、すでに、それから1年半たっています。先延ばしせず、速やかに検討し、女系天皇も容認する決議をしていただきたいと切に希望します。

父方が天皇の家系である女性天皇は歴史的にあったのでよいが、父方の家系が一般庶民となる「女系天皇」はこれまでの日本の歴史になかったので、認められない、という意見があります。

しかし、昨日も書いたように、昭和天皇の御英断により、古代からの日本の歴史になかった、皇室の「一夫多妻制の廃止」があったために、必然的に、父方が天皇の家系である「男系」による継承が続かなくなったという、歴史上かつてなかった、新規の事情があります。

愛子さまが女性天皇になられるのはよいが、愛子さまの御子様の皇位継承は認められない、という意見があります。また、女性宮家の創設は良いが、女性宮家に誕生した方の皇位継承は認めない、という意見があります。

そうなると、女性天皇が即位されても、女性宮家を創設しても、一代限りで終わりということになり、即位、創設の意味がありません。母方が天皇の家系である女性天皇の御子様、女性宮家の御子様の皇位継承も容認するほかに、今の危機を脱する手立てはありません。


旧宮家の復活という案を唱える人があります。

旧宮家の方々を、男系男子という視点のみで見た場合、どの天皇の男系子孫かと調べてみました。

今日の皇室と旧宮家の共通の先祖たる天皇は、北朝第3代・崇光天皇(すこうてんのう)です。

御在世:1334~1398(崩御65歳)
御在位:1348~1351(15歳~18歳)

すなわち、天皇の男系子孫ということを強調するなら、600年前の天皇の男系子孫ということになります。「男系男子の継承にこだわる」という主張ですが、600年前に分かれた家系につらなるとはいえ、皇籍を離脱して70年を経た方の子孫を、天皇陛下のいらっしゃる皇室に生まれ育った内親王方よりも重視することは、不自然ではないでしょうか。内親王方が男性でないというだけの理由で……。

仮に旧宮家の方を皇室に迎え入れたとしても、一夫一妻では、旧宮家もいずれ断絶します。現に、11あった宮家も、70年を経て、5つの宮家が既に断絶しています。男系男子の継承を保ち続けることは、どのような家でも、「一夫一妻」と両立できません。

これらのことを考えて、敬宮愛子内親王に、皇太子となっていただき、ゆくゆくは女性天皇になっていただくこととあわせて、眞子様、佳子様を当主とする女性宮家の創設、女性天皇、女性宮家の御子様方も皇位継承を可能とする「女系天皇容認」を取り入れた「皇室典範改正」を、政府に検討していただき、国会決議していただきたいと、切に希望いたします。


今日も読んでいただき有難うございました。
皆様にとって、希望に満ちた一日でありますよう、お祈り申し上げます。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。