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コロナとの共生を考える―ゼロ・コロナよりウィズ・コロナ [新型コロナ]

DSC_166320210708blog.JPG僕は子供と若者には、インフルエンザよりもやさしいんだよと、主張するコロナ君です。→

前回は、新型コロナのワクチンについて、問題とされている点を書かせていただきました。

昨日、7月7日、天皇陛下が第1回のワクチン接種をされたことを宮内庁が発表しました。国民と共に歩まれる天皇陛下らしいご決断と拝させていただきました(私としては不安ではありますが)。天皇陛下以外の皇族は上皇陛下御夫妻はじめ、65歳以上の方々が接種されたとのことですが、その方々以外の皇族の接種については非公表とのことです。リスク管理がなされていることを祈らせていただきます。

一昨日の東京新聞1面トップに、ワクチンに関する日本医師会常任理事・宮川正明氏の話が掲載されていました。ワクチン接種を薦める記事ですが、同時に副見出しに「納得できない人、打たない権利も」とあります。「打たない権利」が尊重されるのも大切だと思います。外からの圧力で、納得いかずに接種することだけは避けてほしいと思います。自分の身体は自分が一番よく知っているはずですから。

昨日の、NHK「朝イチ」では、コロナワクチンに関する疑問、副反応などを「取り上げていました。副反応への備え方などの、疑問に丁寧に答える良い番組だったと思います。発熱、下痢など色々な症状が出ることがあり、前もって準備していた良かったという人の体験も報道されていました。ワクチンは安全との報道一辺倒でなく、マイナス面も隠さずに報道して、各人の判断材料を提供していただきたいと思います。

今日の朝刊に『女性セブン』最新号には「日本製ワクチン シオノギ製薬 承認まで待つべき! これだけの理由」という記事の広告が載っていました。シオノギ製薬のワクチンは、従来と同じ手法で作られているうえ、日本人の体質が良く分かって開発されたワクチンですから、より安全だと思われます。

それぞれの判断でと書きましたが、今日の「日刊ゲンダイDigital」には「厚労省が新型コロナワクチン接種後556件の死亡事例を報告」との記事が発表されています。


☆☆☆

“厚生労働省は7日、この日開かれた専門家の新型コロナワクチンの副反応を検討する合同部会で新型コロナワクチン接種後に死亡した事例556件を報告した。

 その内訳は2日までに米ファイザー社製接種後に死亡した事例554件、米モデルナ社製2件の計556件。2月17日から接種がスタートしたファイザー社製は6月27日までに453件、28日から7月2日までに101件の報告があった。5月22日から接種が始まった米モデルナ社製は前回部会で報告された1例に加え、55歳男性の死亡事例が報告された。”

“また、今回の死亡事例では初めて「ワクチンと症状名との因果関係が否定できない」(因果関係評価αβγのうちα)が報告された。問題となったのは80歳の女性で、5月20日に2回目接種をファイザー社製ワクチンで行い、7日後に亡くなった。報告医は死因を「血小板減少症」「くも膜下出血」として、ワクチンとの因果関係は「関連あり」とした。”

(「厚労省が新型コロナワクチン接種後556件の死亡事例を報告」7/8(木) 9:06配信「日刊ゲンダイDigital」)
https://news.yahoo.co.jp/articles/95ef783c55bca14dd387dbb986560da29106cabb

☆☆☆

○ファイザー社製、2月17日の初接種から、556件

○モデルナ社製、5月22日の初接種から、2件

○今回の死亡事例で初めて「ワクチンと症状名との因果関係が否定できない」と報告された。

これまで、ワクチンと症状名の因果関係は確認できないとの報告が続いていましたが、初めて「因果関係が否定できない」と報告されました。


標題にゼロ・コロナ(コロナの撲滅)でなく、ウィズ・コロナ(コロナとの共生)と書きました。これまでのインフルエンザ、風邪などのウィルスも、撲滅できませんでした。唯一撲滅できたのは天然痘だけだそうです。コロナも撲滅はできないので、共生しかないと思います。

インフルエンザの死者は今まで年間約1万人、新型コロナの死者は1年半で1万5000人です。最盛期と思われるこの1年半でも、死者は、毎年のインフルエンザとあまり変わりません。

歴史を振り返れば、1918年~1920年にかけて世界的に流行したスペイン風邪の、日本本土の死者は45万人でした。
http://aoi-kids.jp/kodawari/benkyokai/20201021.html


1931年にも、世界的なインフルエンザの流行があり、その時の日本の死者は、合計1万5673人だったそうです。これは今回の新型コロナとほぼ同数です。
http://www.bosaijoho.jp/reading/years/item_5934.html

スペイン風邪でも、インフルエンザでも、日常生活が停止されることはありませんでした。そして、スペイン風邪にも、その後のインフルエンザ流行にも揺らぐことなく、日本の人口は増え続け、経済も栄えました。(近年の少子化は疾病流行とは別の理由からです)

スペイン風邪では幼い子供が大勢亡くなったようですが、コロナでは、子供の死者は0名、若者の死亡も3名だそうです。子供、若者には、インフルエンザよりもやさしいウィルスという見方もできます。

これからの季節はむしろマスク着用を原因とする子供の熱中症の方が気になります。少なくとも屋外では、必ずマスクを外した方がよいと思います。

ここまで書いていて、ふと『古事記』神話の一節を思い出しました。


☆☆☆

“最後(いやはて)にその妹(いも)伊邪那美命(いざなみのみこと)、身自(みづか)ら追ひ來たりき。ここに千引(ちびき)の石(いは))をその黄泉平坂(よもつひらさか)に引き塞(す)へて、その石(いは)を中に置きて、各對(おのおのむか)ひ立ちて、事戸(ことど)を度(わたす)す時、伊邪那美命言ひしく、「愛(うつく)しき我(あ)が汝夫(なせ)の命(みこと)、かく為(せ)ば、汝(いまし)の國の人草(ひとくさ)、一日(ひとひ)に千頭(ちがしら)絞(くび)り殺(ころ)さむ。」といひき。ここに伊邪那岐命(いざなぎのみこと)詔(の)りたまひしく、「愛うつくし」しき我(あ)が汝妹(なにも)の命、汝(いまし)然為(しかせ)ば、吾(われ)一日(ひとひ)に千五百(ちいほ)の産屋(ううぶや)立てむ」とのりたまいき。ここをもちて一日に必ず千人(ちたり)死に、一日に必ず千五百人(ちいほたり)生まるるなり。”(pp27~28)

(倉野憲司校注 『古事記』岩波文庫)

☆☆☆

言葉の意味:

千引きの石:千人で引かなければ動かせないような重い岩石。

黄泉平坂:『古事記』で、生者の住む現世と死者の住む他界(黄泉)との境目にあるとされる坂、

事戸を度す:離別を言い渡す

産屋立てむ:子を産む

[感想]

『古事記』の中で、人の生と死の起源を語る有名な場面です。

離縁の話なのに、「愛(うつく)しき我(あ)が汝夫(なせ)の命(みこと)」、「愛うつくし」しき我(あ)が汝妹(なにも)の命」と呼び交わす伊邪那美命、伊邪那岐命の思いが切ない気がします。

こうして、一日に、千人が黄泉の国に引き入れられ、千五百人が新たに誕生することになったという話です。人間の生命の力強さが感じられます。困難を乗り越えたとき、必ず新しい希望に満ちた明日が来ると信じて、前向きに、明るく、毎日を過ごしたいと思います。

とりとめのない話になりましたが、一日も早く日常が回復できるように、特に次世代を担う子供たちが伸び伸びと暮らせるように、祈らせていただきます。


今日も読んでいただき有難うございました。
皆様にとって幸多い日でありますよう、お祈り申し上げます。
タグ:神話
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