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皇位継承は天皇のご意思によるーマスコミは自重を [皇室典範改正]

DSC_166820210623blog.JPG昨日は小室さんの問題と皇室典範の関係を述べました。

小室圭さんについて、マスコミがマイナスイメージを作り上げていますが、各問題の概要を読んだ範囲では、小室さん自身に重大な欠点があると思えるものは一つもありませんでしたし、お母さんの佳代さんも色々な噂を立てられていますが、法的に問題のあると思えるものは一つもないと思いました。

発端になった元婚約者と、小室さんの文書について、当ブログでも、以前取り上げました。
https://onkochisin.blog.ss-blog.jp/2021-04-14

〇元婚約者は匿名
〇その代理人は「週刊現代」の記者(弁護士ではない!)

この2点を見ただけで、元婚約者は信用がおけないと思いました。さらに小室さんの文書を読んで、一方的に婚約破棄したのは元婚約者だったことが分かりましたが、元婚約者は、婚約解消を佳代さんが申し出たとしていました。その時点で元婚約者側が言っていることは、ウソばかりで信用できないとの、私の判断が確定しました。

最近、「週刊現代」は小室さんの問題を取り上げなくなりました。風向きが変わったことに、気が付いたのでしょう。それなのに、真実に眼をつぶって、いまだに小室さん側に落ち度があるかのように報道しているマスコミがありますが、実に非常識です。それを鵜呑みにして騒いでいる人々も、立ち止まって、自分の頭で考え直してほしいです。

一度、誤った流れができてしまうと、修正するのが大変ですが、いずれ真実が明らかになる日が来ると思います。

小室さんの問題、それ以前の、美智子さまバッシング、雅子さまバッシングもそうですが、マスコミには、皇室の方々は、いくらウソを並べて非難して攻撃しても、許してくださるとの甘えが感じられます。(小室さんはまだ皇室入りしていませんが、皇族の眞子内親王が伴侶として選んだ方ですから、小室さんを非難することは、間接的に眞子内親王を、ひいては秋篠宮殿下を、非難していることになります。)

天皇、皇室は自然現象のようにいつでもそこにあって、いくら非難しても許される、何があっても皇室は恒久的に続いていくと勘違いしているのです。

しかし、天皇というお立場が、歴代の皇位継承者の強い決意と大きな犠牲の元に成り立っていることについて、高森明勅氏は著書『天皇陛下からわたしたちへのおことば』の中で次のように述べています。文中の天皇陛下は、上皇陛下のことです。


☆☆☆

日本国憲法の第一条には、「天皇は、日本国の象徴であり、国民統合の象徴」と規定されている。これは「天皇は国民ではなく、日本国および日本国民統合の象徴であらねばならない」という意味。そして第2条には「皇位は世襲」とある。驚くべきことに、憲法にたったお一人の方の人生が規定されてしまっているのだ。自由気ままな振る舞いが一切許されない極めて責任の重い地位に、選択の余地なく血筋でつくと憲法に定められている。これはある意味で非常に残酷な話ではあるまいか。
 しかし、実は今の制度でも、皇位継承者は天皇になることを拒否できる。そういった規定が皇室典範の中にある。すなわち第3条にこう記されているのだ。
「皇嗣に、精神もしくは身体の不治の重患があり、又は重大な事故があるときは、皇室会議の議により、前条に定める順序に従って、皇位継承の順序を変えることができる。」(中略)
この「重大な事故」にはさまざまなケースがありうる。元最高裁判事の園部逸夫氏は『皇室法概論』(第一法規出版)という書籍の中でこう述べている。
「皇位継承順位第一位の人間が、自分は天皇になりたくないと公衆の面前で発言した場合、これも重大な事故と解釈せざるを得ない」(意訳)
つまり、現行のルールの中でも皇位継承者が「私は天皇になりたくない」と公に意思を表明すれば、即位を拒否できるのだ。
にもかかわらず、天皇陛下は潔く即位された。
「日本国憲法には、皇位は世襲のものであり、また、天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であると定められています。私はこの運命を受け入れ、象徴としての望ましい在り方を常に求めていくよう努めています。
したがって、皇位以外の人生や皇位にあっては享受できない自由は望んでいません」
このおことばには、自分が天皇になるという「運命」を受け入れるかどうかを、自ら選択できることが前提になっている。つまり受け入れないケースもありうると。だが、自分は「受け入れる」と決意した。そう決意した以上は「望ましい在り方」をどこまでも追及していく。天皇には与えられない自由は望まないと、おっしゃっているのだ。
何とも崇高な犠牲的精神ではあるまいか。(中略)
皇位継承者が次々に即位を辞退されるような事態になればどうなるか。天皇が不在になれば国事行為が行われず。国家の運営にかかわる中枢的な機能がまったくマヒしかねない。国民統合のための求心力もそこなわれる。政治にも経済にも巨大な悪影響が広がるだろう。
我々国民は「皇位継承者が拒否をするはずがない」「皇室はつつがなくこれからも恒久的に続いていく」と無意識に思い込んでいる。皇位の継承をあたかも「自然現象」であるかのように勘違いしているのではないか。決してそうではない。天皇という過酷なお立場はその代その代の皇位継承者の強い決意と大きな犠牲のもとに成り立っている。天皇陛下は国民のためにその厳しい運命を受け入れてくださっているのだ。(pp76~78)

(高森明勅監修『天皇陛下からわたしたちへのおことば』双葉社)

☆☆☆


天皇陛下は、崇高な犠牲的精神によって、苛酷なお立場をお引き受けくださっているのです。皇族方も、皇室典範の規定により、申し出があれば、皇室を離脱することが可能です。それなのに、ご自身の自由意思によって、一般国民に比べてきわめて不自由なお立場を引き受けて下さっています。それを思えば、ただ感謝の念しかありません。マスコミのように「甘え全開」のでっち上げ記事を書くことは決してできないはずです。

皇室の方々も生身の人間でいらっしゃいます。高円宮憲仁親王が47歳と言う若さで急逝されたのも、知らないうちに心身のストレスをためておられたことが一因ではないでしょうか。国民もマスコミもそのことを考えて、自分たちの甘えによって、天皇陛下、皇室に過度な御心労をおかけすることは、厳に慎まなくてはならないと思います。


今日も読んでいただき有難うございました。
皆様にとって良い一日でありますよう、お祈り申し上げます。

タグ:小室圭さん
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