SSブログ

小室さん問題と皇室典範―マスコミの根本的な過ち [皇室典範改正]

DSC_171620210622blog.JPG

写真は、「因幡(いなば)の白兎」というお菓子です。

眞子内親王の令和2年、歌会始での御歌を思い出します。




☆☆☆

眞子内親王殿下

望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな

https://www.kunaicho.go.jp/culture/utakai/pdf/utakai-r02.pdf

☆☆☆

眞子内親王の前途に、幸多からんことを、心よりお祈り申し上げます。


眞子内親王と小室圭さんの婚約に関連するマスコミ報道が過熱して久しく、中には婚約を破棄すべきだなどと、非常識きわまりないお節介を述べ立てる人もあります。

騒ぎ立てるマスコミも国民は、いちばん肝腎なことを理解していないように思えます。皇室典範に照らせば、彼らの行いのズレ、勘違いに気が付かないはずはないと思うのですが、何も勉強していないのでしょうか。こんな基本を理解していないのが、マスコミや知識人なのだと思うと、日本人の民度の低さに、絶望的な気分になります。

現在の皇室典範に則れば、眞子内親王は、ご結婚後、皇族の身分を離れて、一般国民になられます。それを念頭に置けば、マスコミがいかに常識外れであるかが、見えて来ます。

「皇室典範」から関連する条文を抜粋します。


☆☆☆

第二章 皇族

第十条 皇后及び皇族男子の婚姻は、皇室会議の議を経ることを要する。

第十二条 皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻した時は、皇族の身分を離れる。

第十五条 皇族以外の者及びその子孫は、女子が皇后となる場合及び皇族男子と婚姻する場合を除いては、皇族となることがない。


第五章 皇室会議

第三十五条 皇室会議の議時は、第三条、第十六条第二項、第十八条及び第二十条の場合には、出席した議員の三分の二以上の多数でこれを決し、その他の場合には、過半数でこれを決する。

☆☆☆


現在の皇室典範では、眞子さまが一般国民である小室圭さんと結婚されて、お二人とも、一般国民になられるのです。

眞子内親王が一般国民になられれば、憲法第三章以下の国民の権利がすべて与えられます。秋篠宮殿下が述べられた通り、第二十四条が適用されます。

「憲法第二十四条 ① 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。 ② 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。」


「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」するのですから、マスコミや他人が口をさしはさむことはできません。口をさしはさめば、憲法違反です。

マスコミも、それに同調する国民も、既に、憲法違反を犯しているのです。

婚約内定の小室圭氏とその親族も、もちろん一般国民です。一般国民に対して、他人が結婚のことに口をさしはさむのは、プライバシーの侵害です。小室圭氏の親族について、マスコミがあることないことスキャンダルを報道するのは、一般国民ならば、名誉棄損で訴えることが出来る違法行為です。スキャンダルを拡散したり、ご結婚に反対したりする人々も同罪で、違法行為に加担していることになります。

竹田恒泰という、旧宮家の血筋を宣伝に利用している御仁があります。私は彼を宮様詐欺モドキであると見ていますが、その竹田氏は、小室圭さんバッシングの先頭に立ち、先日は、小室さんが公表した文書の中に天皇陛下への謝罪が無いと批判していました。

しかし、謝罪すべきは、小室さんをバッシングしてきたマスコミと、そのお先棒をかついで世の中を騒がせ、国民をデマであおっている、竹田氏自身です。彼らの言動がどれだけ天皇、皇族をお悩ませしていることでしょう。即刻、バッシングを中止して、あなた方が、天皇陛下に謝罪してください!

ウソをばらまかれた小室さんはむしろ被害者です。天皇陛下に謝罪する必要はまったくありません。イジメ行為が世間を騒がせたとしたら、イジメの被害者が謝罪しなければならないのでしょうか。謝罪すべきはイジメの加害者であって、被害者ではありません。

竹田氏の熱烈な思惑(策略)が功を奏して、恐らく女性宮家創設は、少なくとも当面は見送られ、眞子様が一般国民になられることは、残念ながら、ほぼ確定でしょう。(最悪の場合、永遠に見送られ、皇室は消滅するかもしれないとの危惧の念を抱いております)

万が一の僥倖で、皇室典範が改正されて、女性宮家創設が間に合い、眞子さまが宮家の当主になられるとしたら、その時は、小室圭さんの皇族入りについて、皇室典範(第十条)に基づき、皇室会議で審査されることになります。審査の過程で、きわめて厳しい身辺調査がなされるでしょう。基本的に皇室会議の調査に任せればよいと思いますが、その時なら、国民が何らかの意見を述べることがあっても、やむを得ないかと思います。

そうであれば、眞子内親王も、皇室会議の結論によって、ご結婚のこと、ご自分の身の振り方をお決めになることができます。しかし今は、一般国民になるしか、道がありません。

眞子さまの将来の道を閉ざして置いて、勝手な文句ばかりいうマスコミ、国民の知能は、幼児以下です。本当に情けないと思います。

一般国民の結婚に口出しするのは、繰り返しになりますが、憲法違反です。

「われわれが税金を出すのだから」と、寝とぼけたことを言う人があります。それをいうなら国家公務員でも、われわれ国民の税金で仕事をしてもらっていますが、公務員の結婚にいちいち口出しするような愚か者はいません。皇族としてこれまで真剣にお務めいただいたのですから、規定通りの額をお受けになるのは当然のことです。

金額に文句があるのなら、制度そのものに対して苦情を言うのが筋で、自分らが気に入らない方とのご結婚だからお金を出すなというのは、実に見苦しいことです。戦後まもなく、プラカードで「朕はたらふく食っておる…」と掲げた左翼の人々と同じ心根であることを考えてほしいと思います。非難する人々にはネトウヨも多いようですが、仮にも愛国者を名乗るなら、もっと潔く、美しい生き方をしてほしいと思います。


今日も読んでいただき有難うございました。
夏至も過ぎ暑い日もあるので、体調にお気をつけて、お元気にお過ごしください。

タグ:女性宮家
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。