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皇室バッシングに思うこと [皇室]

DSC_126120210331blog.JPGツクシを取ってきました!
終わりかけだったので、全部で40本くらいです。
卵とじにして食べました(^^)



本題に入ります。

今、眞子内親王のご婚約に関連して、マスコミの皇室バッシングが続いています。

皇室バッシングは、しかし、今に始まったことではありません。

1993年の、美智子上皇后を失声症に追い込んだバッシングもありました。

10年前には、皇后陛下、雅子さま(当時は皇太子妃殿下)のバッシングを、「保守」論者が、繰り広げたことを、高森明勅氏(神道学者、皇室研究者)が、最近のブログで書いておられます。

当時はそういう記事を読みたくなくて眼を通さなかったのですが、高森氏の説明を読んで、想像以上のひどさと、「保守」の名において、こういう言論がまかり通っていたことに、驚きました。

私としては、このような不快な話題は避けたいのですが、心ある誰かが、皇室バッシングを正さないと同じことが繰り返されることになるので、そうならないようにと願って、勇気をふるって取り上げます。


☆☆☆

“皇室を敬愛し、今後の末永いご発展を願う者にとって、どうしても見逃せないのは、これまで繰り返されて来た皇室への心ない“バッシング”だ。”

“例えば、(個人的には、以前に些かご縁があったので、ここで取り上げるのは少し気がひけるが)西尾幹二氏。


月刊誌『WiLL』平成20年5・6・8・9月号に「皇太子さまに敢えて御忠言申し上げます」シリーズを書き続けた(“忠言”とは真心を尽くして諌める言葉、又はその事)。「御忠言」という殊勝なポーズは、タイトルだけの話。中身は、確かな事実に基づかないで、不遜、不敬な言辞を連ねたものだった。


悪質なバッシングに悩まれ、長いご療養を続けておられた皇后陛下(当時は皇太子妃)に対し、ご公務が果たせないなら、実家が「引き取るのが筋」(小見出し)と言い放ち、「天皇制度の内部に入ってそれを内部から少しずつ崩しているいわば獅子身中の虫」と迄、極言した(5月号)。あろうことか、皇后陛下を名指しして、“獅子身中の虫”と断罪したのだ。”

(『「保守」知識人の皇室バッシング』2021.3.29. 高森明勅公式ブログ
https://www.a-takamori.com/post/210328-1


“もう10年以上も前になる。『WiLL』誌上で、西尾幹二氏による天皇・皇后両陛下(当時は皇太子・同妃)への常軌を逸したバッシングが、執拗に続けられた(当時の同誌編集長は花田紀凱氏)。それには後日談がある。


同連載を視聴率が稼げるネタと判断したのか、テレビ朝日の「朝まで生テレビ」がテーマに取り上げた。私にも出演依頼があったものの、この時ほど迷ったのは珍しい。”
(中略)

“番組中、同氏がこんな放言をしたのが、忘れられない。


「雅子妃(皇后陛下)は来年の今頃には全快しています!」と。

出演者は皆、驚いた。司会の田原総一朗氏が当然、問い質した。「どうしてそう言い切れるのか?」と。その時、同氏は平然とこう言ってのけた。「だって仮病だから!!」。


この瞬間、同氏がそれまで言論人として築き上げて来た信頼感は、立ち所に失われた、と言っても、恐らく言い過ぎではあるまい。この予言(?)は勿論、外れたし、外れたことに対して、同氏が謝罪したとか、弁明したという話を(少なくとも私は)聞かない。


周知の通り、皇后陛下は今もご療養を続けておられる。この事実を、同氏はどう受け止めるのか。”


(『皇后陛下を仮病扱いした「保守」知識人』2021.3.30. 高森明勅公式ブログ
https://www.a-takamori.com/post/210330


“「保守」知識人の中には、もはやバッシングの域を超えた、無礼・不敬の極みというべき暴論を吐いたケースもあった。平成時代、天皇・皇后両陛下(当時は皇太子・同妃)の離婚を公然と唱え、もし離婚されない場合は皇位継承順位の変更(事実上の廃太子)もあり得ると、恫喝したのだ。

皇后陛下がご療養の為に、皇室祭祀に十分、携わることが困難なのが、理由とされていた。

ほとんど正気を疑うレベルと言う他ない。”

“「ここであえて議論を起こしたい。皇太子ご夫妻(天皇・皇后両陛下)の離婚問題についてである」


「(皇室典範は皇后の離婚を想定していないので)御代代(替)わりが起こった後ではもはや離婚はできない」”

“「今は雅子妃のご快復を願う。だが、一皇太子妃のご病状快復と…宮中祭祀が天秤に掛けられるようであれば、離婚ないし皇位継承権(ママ、皇位継承順位)の変更を想定せざるを得ない事態になると思われる」(八木秀次氏、『SAPIO』平成19年5月9日号)

そもそも皇室祭祀は、天皇が皇祖・皇宗への恭敬の誠をお尽くしになる神聖なご作法であって、国民があれこれ注文すべき筋合いのものではない。それを「天秤に掛け」るなんぞ、僭越の沙汰も甚だしい。”

(『「保守」の離婚・廃太子論』2021.3.31. 高森明勅公式ブログ
https://www.a-takamori.com/post/210331

☆☆☆ 

高森氏のブログ全文を読めば、もっと酷い発言が取り上げられています。

皇后陛下が「獅子身中の虫」であり御病気は仮病であると断言した西尾幹二氏、天皇陛下の離婚と廃太子を主張した八木秀次氏は、令和の御代替わりをどのように迎えたのでしょう。
己の言論を恥じて断筆したとの話も聞きません。双手をあげてお祝いしたのでしょうか。


上皇后、美智子さまのバッシングについて、ジャーナリストの笹幸恵氏がブログに書いています。文中の、一水会代表の鈴木邦男氏の発言は、至極まっとうで、一服の清涼剤のようです。


☆☆☆

“美智子さまバッシングが繰り広げられていた1993年。
バッシングの急先鋒だった週刊文春が、
『美智子皇后 私はこう考える』と題して、
さまざまな識者のコメントを掲載している(93年10月7日号)。
ここでも皆が良いだの悪いだの好き勝手なことを
言っているのだけど、最後に紹介された
一水会代表の鈴木邦男さん(道場のゲストとして
来てくださったこともある)の一言がじつにシビれる。

「僕は皇室はどんどんひらかれるべきだと思いますよ。
というより、両陛下はもっと自由にお好きなことを
なさるべきです。(中略)
 天皇や皇后にあれこれ求めたり、タブーを設けたり
するのは、天皇を本当に信頼していない証し、
国民の甘えです」

全くその通りで、夜中にインスタントラーメンを
作らせるな、けしからんなどと言っていた人々は、
上皇后陛下となられた今の美智子さまをどう見るか?
平成という時代を上皇陛下と共に形づくられてきた
美智子さまをどう見るか?”

(『本物の憂国者は集まれ!』笹幸恵 2021.3.30 ゴー宣道場
https://www.gosen-dojo.com/blog/30445/

☆☆☆



「僕は皇室はどんどんひらかれるべきだと思います」
というより両陛下はもっと自由にお好きなことをなさるべき」

「天皇や皇后にあれこれ求めたり、タブーを設けたり
するのは、天皇を本当に信頼していない証し、国民の甘えです」

鈴木氏の発言の通りです。天皇、皇族と云う大変なお役目を果たして下さっている方々に、尊敬の念があれば、勝手放題なことは言えないはずです。
「保守」言論人は、天皇に甘えるのもたいがいにしてほしいと思います。

八木秀次氏は、男系男子維持派ですが、このように天皇を信頼しない言論人の言葉を、丸のみにしないことが大切だと思いました。


今日も読んでいただき、有難うございました。
皆様にとって有意義な一日でありますようお祈り申し上げます。

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