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「立皇嗣の礼」と眞子内親王のご結婚について [皇室典範改正]

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秋篠宮文仁殿下の「立皇嗣の礼」が11月8日に行われることになりました。








“秋篠宮さまが事実上の「皇太弟」に相当する皇嗣となられたことを内外に宣明する「立皇嗣の礼」が11月8日に行われることも、正式に決まった。”
(文春オンライン10月16日配信)

文春オンラインが、“事実上の「皇太弟」”と書いているのを見て、不謹慎ながら「結婚式と披露宴をしますが、婚姻届は出せません。事実婚です」と言われた気がしました。

個人の結婚ならいざ知らず、天皇陛下に関わる重要なことを、「事実上」の皇太弟として、正式な法的な裏付けもなしに、国の内外に宣明するという、日本国政府・日本国民の頭の中は、いったいどこまで付け焼刃的になっているのかと、腹立たしく思います。

先日、書いた通り、立皇嗣の礼は、日本の歴史上、前例のない儀式であり、現時点で行う意味は全くありません。

https://onkochisin.blog.ss-blog.jp/2020-08-12

今後、皇室典範が改正されて、愛子さまが女性皇太子になられれば、「皇嗣」は、その時点で変更になります。

仮に、本気で秋篠宮殿下に、次の天皇陛下になっていただくことを確定したいのならば、今の皇室典範には「皇太弟」の条文がありませんから、国会で早急に議論して、典範を改正して、「皇太弟」の御身分を皇室典範に明記してから、「立皇太弟の礼」を執り行うのが、正当な筋道だと思います。

典範が改正されないまま、将来変わるかも知れない皇嗣を内外に宣明する「立皇嗣の礼」は、一部議員と国民のご機嫌取りの、政治的配慮なのでしょう。

日本国憲法でも、皇室典範でも条文に手を付けずに、解釈を拡大していい加減な運用をする、日本人の悪しき習慣を、今こそ見直さないと、取り返しのつかないことになります。

立皇嗣の礼が終われば、眞子様のご結婚の話が進むのではないかと話題になっています。眞子内親王の小室圭氏とのご結婚について、文春オンラインの記事などでは、ご結婚に否定的なコメントを書いている人々がいますが、この人たちに、果たして、眞子様のご結婚について、とやかく言う資格があるのだろうかと、自分のことを振り返ってもらいたいと、思います。

2005年に小泉政権の「皇室典範に関する有識者会議報告書」が提出されて以来、皇室典範の改正は保留になっています。それから、15年も経つのに、政府及び国民は、怠慢にも、この問題を放置してきました。政府に、苦情を言わない、無関心な国民にも、重大な責任があります。

その結果、何が起こっているかといえば、結婚適齢期を迎えられた秋篠宮家のお二人の内親王方、同様に三笠宮家、高円宮家の女王方のお立場も、宙に浮いたままになっています。

①ご結婚により、臣籍降下して、一般人になられるのか。
②皇族として、女性宮家の当主になられるのか。

国会議員は、なぜわが身に置き換えて考えないのでしょう。適齢期の娘さんがある議員も、娘さんがめでたく結婚された議員も何人かあるでしょう。一般国民もそうでしょう。自分の娘さんが、同じ不安定な立場だったら、親として心配でたまらず、早く何とかしなければと思うに違いありません。

結婚によって一般人として生きるのか、それとも国民に無私の心で尽くす皇族のお立場を保たなければならないのか、この大きな違いにどれだけ、お若い内親王方が悩んでおられるかとの想像力が働かないのでしょうか。考え始めると、苦しさと申し訳なさで、胸がいっぱいになります。

皇室典範改正が国会で決定されることになっているうえ、皇族方は政治的な御発言が封じられています。御自分たちの意思ではどうすることもできない状態に置かれています。


国民は、実は自分たちのなすべきことをしていないことを分かっていて、内心自責の念に駆られている。その自責の念が、ゆがんだ形で、秋篠宮家バッシングに向かっているのではないかと、心理学的な、深読みをしたくなってしまいます。


国民としての自分のなすべきこと、すなわち「政府に対して皇室典範改正の検討を速やかに開始せよ」と声を上げることを、実行してからでなければ、眞子内親王のご結婚のことをとやかく言う資格はないと言えます。

まずは、眞子内親王のお立場を確定するのが、第一です。女性宮家を創設し、その当主になっていただきたいというのが、私の願いです。

それがかなわないなら、せめて、政府は今後とも女性宮家は創設しないでも、皇統継承を必ず安定させるという実施可能な方策を国民に示して、一刻も早く、そのように、典範改正の決議をしてください。そういう「方策」があればの話ですが。そして眞子様に、後顧の憂いなく、一般人としてお幸せになっていただくのも、一つの方法です。

なお、小室圭氏の御母堂の問題が話題になっていますが、冷静に見ると、どうもそこに、バイアスがかかっている、偏見と作為がある気がしています。

そもそも、仮に御母堂に問題があったとしても、その息子である小室圭氏まで、バッシングすることは、常識的に考えても、正しいとは思えません。

御母堂のいわゆる「借金問題」にしても、借用証がなければ法律的に「贈与」であるのが明らかであるのに、マスコミがあえて「借金」にコトバをすり替えているところに、この問題を声高に問題に仕立てた人々の作為を感じます。

先日、NHKで野口英世の話がありましたが、野口英世は、篤志家から、多額の学資の援助を、繰り返し受けて、あそこまでの成功を修めたとのことでした。援助された学資を野口英世は返済していないと思います。

そういうことは世間ではよくあることで、小室圭氏の御母堂が、訴え出た元婚約者の男性をそういう善意の篤志家だと思い込んでいたとしたら、そのことを誰が責められるでしょうか。また、贈与だと信じていたものを、いきなり借金だと言われたら、「そうではないでしょう」と、私でも、文句を言うと思います。

さらに、元婚約者と称する人が、匿名で、しかも皇族とのご結婚がはっきりしたタイミングで、贈与でなく借金だったと、小室氏の結婚を邪魔するような形で、世間に公にするという行為自体が、私には信じられません。

もし、私がその人の立場であれば、借用証がないのに「返してほしい」と言い立てることはしません。口約束で「返すから」と言われていても、借用証なしで渡したお金は、相手が返せなかった場合でも、取り立てはしないつもりで貸します。返してくれたらラッキー、というくらいの気持ちです。その代わり、自分の生活設計上、無理になる金額を貸すことはしません。

まして、相手の息子が、皇族と結婚するかもしれないという話が持ち上がっていたら、その幸運を祝福して、仮に借用証があったとしても、その時は請求せずに、結婚式が無事に終わって、相手の環境が落ち着くまで、待ちます。借用証もないのに、このタイミングで、相手に請求するなど、恥ずかしくて、絶対に考えられないことです。

私は何でもかんでも陰謀論に見立てるのは好きではありませんが、あのタイミングでの公表は、眞子様を結婚させたくない人々の陰謀ではないかと、疑いたくなります。

眞子様をバッシングしている人は、その陰謀に乗せられて、踊らされているのではないかと、一度たちどまって、考え直す必要があるのではないでしょうか。

愉快な話題ではありませんが、日本国民の身勝手さが目に余るので、あえて書くことにいたしました。

眞子様のご結婚に異議を申し述べるなら、国民としての義務、眞子様のお立場を、安定したものにして差し上げるという、大切な義務を果たし終わってからにしてください。


歴代天皇の御歌を学ぶうちに、私の信念は、ますます固まってまいりました。

現在の、側室制度の無い日本では、男系男子のみの皇位継承は、不可能です。

女性天皇、女性宮家の創設、双系天皇(父方、または母方が天皇)を公認する、ことしか方法は残されていません。

今の天皇陛下直系の愛子さまが、皇太子になられるのがベストです。

いずれにしても、政府は一刻も早く、皇室典範改正を、真剣に議論して、早急に、結論を出していただきたいです。その結論は、天皇陛下に安心していただける結論でなければならないことは言うまでもありません。


今日も読んでいただき有難うございました。

皆様にとって有意義な一日でありますよう、お祈り申し上げます。秋篠宮家・眞子内親王のご多幸を願っています

タグ:秋篠宮
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